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【平泳ぎのコツ完全ガイド】元日本一が正しい泳ぎ方や練習方法を徹底解説

この記事を書いている人

平泳ぎ太郎

■主な経歴

  • 200m平泳ぎインターハイ優勝
  • 全国大会メダル10個
  • 全国大会決勝進出18回
こんなことを思っていませんか?
  • 平泳ぎが必ず泳げるようになる厳選したコツを知って手っ取り早く平泳ぎを泳げるようになりたい
  • ベストタイムを更新するために自分ができていない平泳ぎのコツを知りたい
  • 子どもがなかなか平泳ぎのクラスを合格できないからコツを教えてあげて助けてあげたい

平泳ぎは4泳法の中で一番難しい泳ぎ方です。なぜなら他の3種目とは泳ぎ方が異なる部分が多いからです。

この記事を書いている平泳ぎ太郎200m平泳ぎインターハイ優勝をはじめ複数の全国大会でメダルを獲得してきました。その経験と知識をもとに本サイトで平泳ぎのことを専門に解説しています。

この記事を読むとこんなことが分かります
  • 平泳ぎが必ず泳げるようになるコツと練習方法
  • 平泳ぎが速く泳げるようになるコツと練習方法
  • この記事を読んだ人だけに教える平泳ぎが上手くなる近道

結論、平泳ぎが泳げるようになりたい人も速くなりたい人も、平泳ぎ太郎が教えるコツを理解しマスターすれば、必ず泳げるようになれるし、速くもなれます。

平泳ぎのコツを解説する前に『平泳ぎについての基礎知識』『平泳ぎの正しい泳ぎ方』を解説します。コツの解説だけを見たい方は『平泳ぎのコツへスキップする』からスキップしてください。

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目次

平泳ぎについての基礎知識

平泳ぎのコツを解説するまえに平泳ぎについての基礎知識を解説します。事前に基礎知識を理解することでコツの理解力も深まり効率的に平泳ぎを学ぶことができます。

平泳ぎは4泳法の中でも一番難しい泳ぎ方と言われているため基礎知識から学ぶことが大切です。平泳ぎの基礎知識は以下の項目に分けて解説します。

平泳ぎのコツを解説する前に『平泳ぎについての基礎知識』『平泳ぎの正しい泳ぎ方』を解説します。コツの解説だけを見たい方は『平泳ぎのコツへスキップする』からスキップしてください。

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平泳ぎは他の3種目と泳ぎ方が違うから難しい

平泳ぎは他の3種目(バタフライ・背泳ぎ・バタフライ)とはまったく別の泳ぎ方をするので一番難しい泳ぎ方と言われています。平泳ぎと他の3種目の泳ぎ方の違いは以下の通りです。

スクロールできます
平泳ぎ他の3種目
手の動かし方胸より前で動かす太ももまで動かす
キックで水を当てる場所足の裏足の甲
手と足のタイミング基本は別々に動かす同時に動かす

泳ぎ方に共通点があれば既にマスターした体の動かし方を使えますが、まったく別の泳ぎ方では新たに体の動かし方をマスターし直す必要があります。

スイミングスクールで習う順番が

  1. クロール
  2. 背泳ぎ
  3. 平泳ぎ
  4. バタフライ

となっており『クロール・背泳ぎで習ったことが平泳ぎでは生かせられない』ということも平泳ぎが難しい理由のひとつです。

平泳ぎ太郎

クロールが水泳の基本的な泳ぎ方で、一番速い泳ぎ方だからスイミングスクールでは一番最初に教えるんだよ!

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平泳ぎが泳げるようになるためには足が重要

平泳ぎが泳げるようになるためには足をマスターすることが最重要ポイントです。なぜなら他の3種目と一番違うポイントが足だからです。平泳ぎと他の3種目の足についての違いは以下の通りです。

スクロールできます
平泳ぎ他の3種目
キックで水を当てる場所足の裏足の甲
ひざと太ももの角度約90度約150度
足首とすねの角度約90度約180度
(ほとんど曲げない)

足の動かし方に共通点があれば既にマスターした足の方を使えますが、まったく別の足の動かし方では新たに足の動かし方をマスターし直す必要があります。

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平泳ぎを速く泳ぐために必要な5原則

平泳ぎを速く泳ぐためには以下の5原則が大切です。

  1. いかにたくさんの水を手や足に当てることができるか
  2. いかに大きな力で手や足で水を押すことができるか
  3. いかに水の抵抗を受けずに進むことができるか
  4. いかに無駄なく進む力を進行方向に向けられるか
  5. いかに泳ぎ以外でタイムを縮められるか

本記事も含めて解説するコツや練習方法などの全てはこの5原則のいずれかを達成する手段です。つまり、いかなる『場面』『動作』であってもこの5原則を達成するためにはどうしたら良いのかを考えることで平泳ぎを速く泳ぐための答えが見つかるということです。

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平泳ぎの正しい泳ぎ方

コツを解説する前に平泳ぎの正しい泳ぎ方を解説します。最初に正しい泳ぎ方を理解することでコツの理解力が深まります。

平泳ぎの正しい泳ぎ方は初心者と上級者では違う部分があるので注意してください。平泳ぎ上級者であるスイミングスクールのコーチや国際大会に出るような平泳ぎの選手をマネしてしまうと平泳ぎを泳げなくなってしまうので初心者の正しい泳ぎ方を理解しましょう。

平泳ぎの正しい泳ぎ方は以下の項目に分けて解説します。

平泳ぎのコツを解説する前に『平泳ぎについての基礎知識』『平泳ぎの正しい泳ぎ方』を解説します。コツの解説だけを見たい方は『平泳ぎのコツへスキップする』からスキップしてください。

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平泳ぎ初心者の正しい泳ぎ方4ステップ

STEP
基本姿勢

平泳ぎは蹴伸び姿勢(画像の姿勢)が基本姿勢です。手を動かし始めるタイミングは足が終わったあと(キックが終わったあと)です。そのため、必ずこの基本姿勢になる瞬間を作るようにしましょう。

STEP
手を動かす

手を動かし始めても足は決して動かさないでください。

STEP
手が終わってから足を動かす

ここで初めて足を動かします。

STEP
基本姿勢に戻る

一番最初の基本姿勢に戻ります。手を動かし始めるタイミングは足が終わったあと(キックが終わったあと)です。そのため、必ずこの基本姿勢になる瞬間を作るようにしましょう。

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平泳ぎ初心者のよくある間違っている泳ぎ方

平泳ぎ初心者のよくある間違っている泳ぎ方は『手と足を同時に動かす』という泳ぎ方です。

手と足を同時に動かす泳ぎ方はカエル泳ぎです。平泳ぎ初心者の人は『平泳ぎ=カエル泳ぎ』だと思っている人がいますが、平泳ぎはカエル泳ぎではありません。

以下にカエル泳ぎ(平泳ぎの間違っている泳ぎ方)をまとめました。

STEP
手を動かすのと同時に足も動かし始める

カエル泳ぎの人は平泳ぎの基本姿勢である蹴伸び姿勢の瞬間がなく、手も足も同時に動かしてしまいます。

STEP
手と足が同時に動いている

カエル泳ぎの人は手と足が同時に動いてこのような姿勢になります。

この姿勢になると体が沈みやすくなり、平泳ぎを泳ぐことが難しくなります。

STEP
足が終わる前に手が動いてしまう

カエル泳ぎの人は足が終わる前に手が動いてしまい、平泳ぎの基本姿勢である蹴伸び姿勢の瞬間がありません。

基本姿勢の瞬間がないと平泳ぎで前に進むことは難しくなります。

平泳ぎの手と足のタイミングについて以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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平泳ぎ上級者の正しい泳ぎ方6ステップ

平泳ぎ初心者と上級者では正しい泳ぎ方が異なります。特に手と足のタイミング息継ぎのタイミングが異なります。なぜなら平泳ぎの泳ぎの中で一番ブレーキになる息継ぎをしている姿勢の時間をなるべく短くするためです。そのためには手足を素早く動かす必要があるので初心者の人はマネをしないようにしましょう。

STEP
基本姿勢
STEP
手を外側に向けて広げる
STEP
ひじを曲げて頭と足を動かす
STEP
脇を締めて足を引きつけはじめる
STEP
両手を戻しながらキックをする
STEP
基本姿勢に戻る

平泳ぎを速く泳ぐコツについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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各部位の正しいやり方

これまでは平泳ぎ全体の正しい泳ぎ方を解説しました。ここでは以下の通り各部位ごとの正しいやり方を解説します。

平泳ぎの正しい手の動かし方4ステップ

平泳ぎの正しい手の動かし方は以下の4ステップです。この通りに手を動かすと平泳ぎの正しい手の動かし方になります。

STEP
両手を外側に向けて手を広げる
STEP
両腕のひじを曲げる
STEP
両脇を締める
STEP
両腕を前に伸ばす

平泳ぎの手の動きについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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平泳ぎの正しい足の動かし方3ステップ

平泳ぎの正しい足の動かし方は以下の3ステップです。この通りに足を動かすと平泳ぎの正しい足の動かし方になります。

STEP
かかとをお尻に近づける
STEP
かかとで半円を描く
STEP
両足がくっつくまで足を閉じる

平泳ぎの足については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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平泳ぎの正しい息継ぎのタイミング

平泳ぎ初心者手で水をかき始めた瞬間に息継ぎをすると平泳ぎの正しい息継ぎのタイミングになります。平泳ぎ上級者手で水をかいている途中で息継ぎをすると平泳ぎの正しい息継ぎのタイミングになります。

初心者と上級者では息継ぎのタイミングが異なるので注意してください。

平泳ぎの息継ぎについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

平泳ぎの正しい手と足のタイミング

平泳ぎ初心者手と足を別々に動かすと平泳ぎの正しい手と足のタイミングになります。平泳ぎ上級者手と足を同時に動かすと平泳ぎの正しい手と足のタイミングになります。

初心者と上級者では手と足のタイミングが異なるので注意してください。

平泳ぎの手と足のタイミングについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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初心者向けの平泳ぎの厳選したコツ12選

ここでは厳選した初心者向けの平泳ぎのコツを解説します。前提として『平泳ぎ初心者の正しい泳ぎ方4ステップ』『各部位の正しいやり方』をマスターするために必要なコツです。

この記事では初心者とは「平泳ぎが泳げるようになりたい」と思っている人を初心者と定義しています。

初心者向けの平泳ぎのコツ厳選した12選は以下の項目に分けて解説します。

手で逆ハートを描く

手で逆ハートを描くように手を動かすと自然と正しい手の動かし方になります。前述の『平泳ぎの正しい手の動かし方4ステップ』の動きを正面から見ると手が逆ハートを描いていることがわかります。

STEP
両手を外側に向けて手を広げる
STEP
両腕のひじを曲げる
STEP
両脇を締める
STEP
両腕を前に伸ばす

平泳ぎの手のコツを含め、平泳ぎの手については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

手が腕と水平になるように手首を固定する

手が腕と水平になるように手首を固定するとできる限り多くの水を手でかけるようになります。

手が腕と水平になっていない場合は手を広げたときに手に水が当たる面積が小さくなり多くの水を手でかくことができません。手が腕と水平になっていると手を広げたときに手に水が当たる面積が最大になり多くの水を手でかくことができます。多くの水を手でかくことができれば手で進む力が大きくなり、平泳ぎ泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎの手の動き完全ガイドの記事を見る

指は全てくっつける

指を全てくっつけることでできる限り多くの水を手でかけるようになります。

指を全てくっつけていないと手を広げたりひじを曲げたときに指の間から水が抜けてしまいます。指を全てくっつけていれば指の間から水が抜けなくなり多くの水を手でかくことができます。多くの水を手でかくことができれば手で進む力が大きくなり、平泳ぎ泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎの手の動き完全ガイドの記事を見る

両足の裏を上に向けたまま足を引きつける

両足の裏を上に向けたまま足を引きつけると自然と正しい足の動き(足の裏で水を蹴る)になります。

平泳ぎが泳げない原因のほとんどが足の甲で水を蹴ってしまう『あおり足』になってしまっていることです。両足の裏を上に向けたまま足を引きつければ自然と足の裏で水を蹴ることができて正しい足の動きになります。

あおり足とは足の甲で水を蹴ってしまうことで、平泳ぎではルール違反です。そのため足の裏で水を蹴るように必ず治す必要があります。

『平泳ぎの足』と『あおり足』については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

両足を引きつけたときに指先は外側に向ける

両足を引きつけたときに指先は外側に向けることであおり足にならないようになります。

両足を引きつけたときに指先が外側に向いていないと足の甲で水を蹴ってしまいあおり足になってしまいます。指先が外側に向いていると自然と足の裏で水を蹴ることができてあおり足になりません。

あおり足にならないことで平泳ぎの正しい足の動かし方になり、平泳ぎ泳げるようになるまでの近道ができます。

あおり足とは足の甲で水を蹴ってしまうことで、平泳ぎではルール違反です。そのため足の裏で水を蹴るように必ず治す必要があります。

>>平泳ぎの足完全ガイドの記事を見る

両足を引きつけたときに足首を固定する

両足を引きつけたときに足首を固定することであおり足にならないようになります。

両足を引きつけたときに足首が固定できていないと足の甲で水を蹴ってしまいあおり足になってしまいます。足首が固定されていると自然と足の裏で水を蹴ることができてあおり足になりません。

あおり足にならないことで平泳ぎの正しい足の動かし方になり、平泳ぎ泳げるようになるまでの近道ができます。

あおり足とは足の甲で水を蹴ってしまうことで、平泳ぎではルール違反です。そのため足の裏で水を蹴るように必ず治す必要があります。

>>平泳ぎの足完全ガイドの記事を見る

両足の裏で水を蹴る

両足の裏で水を蹴ることであおり足にならないようになります。

両足の裏で水を蹴らないと足の甲で水を蹴ってしまいあおり足になってしまいます。両足の裏で水を蹴ることであおり足になりません。

あおり足にならないことで平泳ぎの正しい足の動かし方になり、平泳ぎ泳げるようになるまでの近道ができます。

あおり足とは足の甲で水を蹴ってしまうことで、平泳ぎではルール違反です。そのため足の裏で水を蹴るように必ず治す必要があります。

>>平泳ぎの足完全ガイドの記事を見る

両足で水を挟み込むように足を閉じる

両足で水を挟み込むように足を閉じると水を蹴る以外でも進むことができます。

足で水を蹴るだけだとそれ以外の力では進む力(推進力)を得ることができません。両足で水を挟むように足を閉じるとそれだけでも推進力を得ることができて、前に進む力が大きくなります。

前に進む力が大きくなると平泳ぎが泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎの足完全ガイドの記事を見る

息継ぎのタイミングは手の動きと連動させる

息継ぎのタイミングは手の動きと連動させることで平泳ぎの正しい息継ぎのタイミングになります。

手の動きに連動させずに息継ぎをしてしまうと体の沈みやすいタイミングで息継ぎをしてしまう場合があります。息継ぎの動作が体の沈みやすい動作なので、手の動きに連動させて息継ぎをして体の沈みにくいタイミングで息継ぎをしましょう。正しい息継ぎのタイミングは手で水をかき始めた瞬間です。

平泳ぎの息継ぎについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

息継ぎは上半身を上げすぎない

息継ぎのときに上半身を上げすぎてしまうと体が沈みやすくなり平泳ぎを泳ぐことが余計に難しくなります。

上級者は体が沈みにくくなるテクニックを持っているので力強く手で水がかけるように息継ぎの時に上半身を上げます。しかし初心者の人は体が沈みにくくなるテクニックを持っていません。

初心者は上級者のマネをせずに息継ぎの時は上半身を上げすぎないようにしましょう。

>>平泳ぎの息継ぎ完全ガイドの記事を見る

平泳ぎはアクセルを2回踏むイメージをする

平泳ぎは手で水をかくことでアクセルを1回、足で水を蹴ることでアクセル1回とイメージすると正しい手と足のタイミングになります。

初心者の正しい手と足のタイミングは『手と足を別々に動かす』です。平泳ぎはクロールと背泳ぎのように手と足を同時に動かしてアクセルを踏み続けるような泳ぎ方をすると、かえって非効率になり平泳ぎは泳げません。

平泳ぎの手と足のタイミングは以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

キックのあとに蹴伸び姿勢をとる

キックのあとに蹴伸び姿勢をとることで足が動いている最中に手が動いてしまうことを防止できます。

キックのあとに蹴伸び姿勢をとらないと足が動いている最中に手が動いてしまい泳ぎにブレーキをかけてしまいます。キックのあとに蹴伸び姿勢をとることで足が動いている最中に手が動いてしまうことが防止でき、キックで得た進む力にブレーキをかけずに済みます。

キックで得た進む力にブレーキをかけないと進む力が大きくなり、平泳ぎが泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎの手と足のタイミング完全ガイドの記事を見る

上級者向けの平泳ぎの厳選したコツ9選

平泳ぎを速く泳ぐためには様々なコツがあります。ここではその中でも重要なコツだけを厳選して解説します。

この記事では上級者とは「平泳ぎが速く泳げるようになりたい」と思っている人を上級者と定義しています。

上級者向けの平泳ぎの厳選したコツ9選は以下の項目に分けて解説します。

これ以外にも平泳ぎを速く泳ぐためのコツは多数あります。以下の記事で詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

ひじを立てて水をかく

ひじを立てて水をかくことで大きな筋肉を使えることができ大きな力で水をかくことができます。

『ひじを立てる』とはひじを曲げたときにひじが上を向いている状態のことを指します。ひじが立てられていない場合はひじが外側を向いており小さな筋肉を使い小さな力でしか水をかくことができません。ひじを立てるためには肩甲骨の柔軟性が重要になるため肩甲骨のストレッチを行うと良いです。

>>平泳ぎを速く泳ぐコツを詳しく見る

アウトスイープは人差し指と中指を使う

アウトスイープ(手を広げる動作)は人差し指と中指を使うと、できる限り多くの水を集めることができます。

アウトスイープのときに人差し指と中指を使わないと手の内側に当たった水が外側に逃げてしまい、多くの水を集めることができません。人差し指と中指を使うことで手の内側に当たった水が外側に逃げずに多くの水を集めることができます。

多くの水を集めることができると進む力が大きくなり、平泳ぎが速く泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎを速く泳ぐコツを詳しく見る

インスイープは薬指と小指を使う

インスイープ(手で水をかきこむ動作)は薬指と小指を使うと、できる限り水を逃さずに水をかきこむことができます。

インスイープのときに薬指と中指を使わないと手の外側から水が逃げてしまい、多くの水をかきこむことができません。薬指と小指を使うことで手の外側の水に指が届いて水を逃さずに多くの水をかきこむことができます。

多くの水をかきこむことができれば進む力が大きくなり、平泳ぎが速く泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎを速く泳ぐコツを詳しく見る

ひざとお腹を遠ざけて足を引きつける

ひざとお腹が遠い状態で足を引きつけることで進行方向から受ける水の抵抗を最小限にすることができます。

進行方向から受ける水の抵抗の大きさは体を正面から見たときの体を囲む円の大きさで判断できます。体を囲む円が大きい場合は水の抵抗が大きく、小さい場合は水の抵抗が小さいです。

ひざとお腹が遠い状態で足引きつけると体を囲む円は小さくなりますがひざとお腹が近い状態で足を引きつけると体を囲む円は大きくなります。

>>平泳ぎを速く泳ぐコツを詳しく見る

キックするときは内転筋を使う

キックするときに内転筋を使うとレース後半でも疲れにくく大きな力で水をキックすることができます。

内転筋を使わないと小さな筋肉(下腿三頭筋などのふくらはぎの筋肉)を使って水をキックすることになり、疲れやすく小さな力でしか水をキックすることができません。内転筋は大きな筋肉なのでレース後半でも疲れにくく大きな力で水をキックすることができます。

大きな力で水をキックすることで進む力が大きくなり、平泳ぎが速く泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎを速く泳ぐコツを詳しく見る

ウィップキックをする

ウィップキック(ひざの幅が狭いキック方法)をすることで素早くキックをすることができます。

ウィップキックではなくウェッジキック(ひざの幅が広いキック方法)だと水キックしてから足を閉じるためキックしている時間が長くブレーキの時間も長くなります。ウィップキックだと水をキックしながら足を閉じるためキックしている時間が短くブレーキの時間も短くなります。

ブレーキの時間が短いと進む力が大きくなり、平泳ぎが速く泳げるようになるまでの近道ができます。

>>平泳ぎを速く泳ぐコツを詳しく見る

ひとかきひとけりのひとかき後は腕を体に密着させる

ひとかきひとけりのひとかき後に腕を体に密着させることで進行方向から受ける水の抵抗を最小限にすることができます。

進行方向から受ける水の抵抗の大きさは体を正面から見たときの体を囲む円の大きさで判断できます。体を囲む円が大きい場合は水の抵抗が大きく、小さい場合は水の抵抗が小さいです。

ひとかき後に腕を体に密着させると体を囲む円は小さくなりますが腕を体に密着させないと体を囲む円は大きくなります。

ひとかきひとけりについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

ターンは左手を添えるだけ

ターンの動作で壁に手をつくときに左手を添えるだけにすることで素早くターンすることができるようになります。

日本人の99%は練習が左側通行のため左回りでターンをするので左手の方が先に壁から離れます。壁に手をつくときに左手を添えるだけにすると素早く左手を壁から離すことができます。素早く左手を壁から離すことで体の向きが素早く変わり、結果的に素早くターンをすることができます。

左手を壁につけないのは失格になるので注意してください。

平泳ぎのターンについては以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

お腹に重心を置く

お腹に重心を置いて平泳ぎを泳ぐことでキックで得た推進力が進行方向に伝わるようになります。

平泳ぎ初心者は重心がお尻にあります。お尻に重心があると下半身よりも上半身の方が上の位置になり、キックで得た推進力が進行方向ではなく斜め上に伝わってしまいます。お腹に重心があると下半身よりも上半身の方が下の位置になり、キックで得た推進力が進行方向に伝わるようになります。推進力が進行方向に伝わることで力を無駄遣いせずに済みます。

ここまで解説した以外のコツも以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

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具体的かつ最適なアドバイス

平泳ぎの練習方法

平泳ぎのコツを知るだけでは平泳ぎは上手くなりません。コツをマスターするためにも適切な練習が大切です。ここでは平泳ぎのレベル別に以下の項目に分けて厳選した平泳ぎの練習方法を解説します。

【初心者向け】平泳ぎの練習方法9選

ここでは「平泳ぎが泳げるようになりたい」と思っている人向けに平泳ぎの練習方法を解説します。

狙い別に以下の項目に分けて解説します。

練習の狙いとやり方だけ解説します。もっと詳しく練習方法の解説を見たい人は以下の記事をご覧ください。

鏡の前で逆ハート

この練習は平泳ぎの正しい手の動きをマスターするための練習です。

STEP
鏡の前で立つ

手を広げて、上半身と手が全て写るように鏡の前で立ってください。

STEP
逆ハートを描くように両手を動かす

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

泳がずに手を動かす

この練習は平泳ぎの正しい手の動きをマスターするための練習です。

STEP
プールの中で足がつく場所に立つ
STEP
腰を曲げて両腕を前に出す
STEP
姿勢を保ちながら平泳ぎの手の練習をする

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

足裏からタオルを落とさずに足を引きつける練習

この練習は平泳ぎの正しい足の動かし方をマスターするための練習です。

STEP
足の裏にタオルを載せる

足の裏にタオルを一人で載せられない場合は、手伝ってもらいましょう。

STEP
タオルを落とさないように足をひきつける

足を閉じたままでも構いません。

足をひきつけすぎないようにしましょう。ふくらはぎと太ももの関係が90度になるのが目安です。

STEP
タオルを落とさないように足を元の場所に戻す

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

ガニ股でジャンプ

この練習は平泳ぎの正しい足の動かし方をマスターするための練習です。

STEP
肩幅より広めに足を開いて立つ

つま先が外側に向くようにして、ガニ股になるようにしましょう。

STEP
ひざを曲げる

膝を曲げすぎないように、膝の曲げる角度は90度にしましょう。

膝を曲げると内股になりやすいのでガニ股を保つようにしましょう。

STEP
ジャンプする

足を開いた状態で床を蹴る感覚を感じられるように意識しましょう。

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

L字足首曲げ

この練習は平泳ぎの正しい足の動かし方をマスターするための練習です。

STEP
足首に力を入れずに座る

ひざを伸ばして座ると、平泳ぎのキックの姿勢に近い動きになり、より効果的です。

STEP
足首を曲げてL字にする

足とすねがL字(90度)になるように足首を曲げます。

片足ずつ10回を目安に行いましょう。

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

アヒル歩き

この練習は平泳ぎの正しい足の動かし方をマスターするための練習です。

STEP
両足を開く

開き過ぎると足を痛めてしまうので、無理のない範囲で足を開きましょう。

STEP
両足を開きながら歩く

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

歩きながら平泳ぎ

この練習は平泳ぎの正しい息継ぎをマスターするための練習です。

STEP
5mくらい歩けるスペースを確保する

家の中で5mくらいのスペースを確保できない場合は、家の外でおこなっても問題ありません。

STEP
5m歩きながら平泳ぎの手の動きと息継ぎをする

周りにぶつからないように注意しましょう。

歩くことに集中してしまい、頭を沈めるのを忘れてしまう場合があります。頭を沈めて息継ぎの練習をしないと効果がなくなってしまうため、注意しましょう。

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

平泳ぎの手だけで泳ぐ

この練習は平泳ぎの正しい手と足のタイミングをマスターするための練習です。

STEP
伏し浮きの姿勢になる
STEP
コーチが足を持つ

平泳ぎ初心者の人は足を動かさないと体が沈みやすいためコーチが足を持つようにしましょう。

親子で自主練習する場合などは腰にヘルパーと呼ばれる浮き輪のようなものをつけたり、プルブイと呼ばれる足を浮かせる道具を足に挟むようにして足が沈まないようにするとコーチがいなくても練習することができます。

STEP
平泳ぎの手だけで泳ぐ

>>平泳ぎの練習方法を詳しく見る

平泳ぎの足だけで泳ぐ

この練習は平泳ぎの正しい手と足のタイミングをマスターするための練習です。

STEP
ビート板の端を持って伏し浮きの姿勢になる

ビート板の端を持って顔を水につけることで平泳ぎの泳ぎに近い体の使い方ができて効果的です。

STEP
平泳ぎの足だけで泳ぐ

適宜息継ぎをするようにしましょう。

練習の狙いとやり方だけを解説しました。もっと詳しく練習方法の解説を見たい人は以下の記事をご覧ください。

【上級者向け】平泳ぎの練習方法3選

ここでは「平泳ぎが速く泳げるようになりたい」と思っている人向けに平泳ぎの練習方法を解説します。

練習メニューの表記は実際にスイミングスクールの選手クラスと同じように記載しています。なぜならこの表記の方が選手クラスでは一般的だからです。ただし、練習内容については記事内で簡単な日本語に翻訳してあるので安心してください。

練習の目的別に以下の項目に分けて解説します。

水泳用語がわからない人は以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

25m×4本×3set Dive cycle=1min set rest=5min

練習メニューの翻訳
  • 25mを4回泳ぐのを1セットとして、それを3セット繰り返す。つまり25mを12回泳ぐ。
  • 1回目をスタートしてから1分後に2回目を泳ぎはじめる。3回目も同様。
  • 4回泳ぐごとつまり1セット終わるごとに5分間休憩する。
  • 全てスタート台からスタートして、レースと同じスピードで泳ぐ。

この練習は50mや100mが速くなりたい人向けの練習メニューです。スタート台からスタートしてレースと同じスピードで泳ぐことでスピード力向上につながります。1回泳ぐごとの休憩は多めにとってあるので1回ごとに全力で取り組みレースと同じタイムで泳ぐことを意識しましょう。

この練習では体への負担が大きいと感じる人は以下の点を自分で調整してみてください。

  • 休憩時間を増やす
  • 泳ぐ回数を減らす
  • スタート台からスタートせずに水中からスタートする

100m×4本×2set Hard cycle=3min set rest=5min

練習メニューの翻訳
  • 100mを4回泳ぐのを1セットとして、それを2セット繰り返す。つまり100mを8回泳ぐ。
  • 1回目をスタートしてから3分後に2回目を泳ぎはじめる。3回目も同様。
  • 4回泳ぐごとつまり1セット終わるごとに5分間休憩する。
  • 全て全力で泳ぎ、なるべく速いタイムで4回(8回)を揃える。

この練習は100mや200mが速くなりたい人向けの練習メニューです。全て全力で泳ぎタイムを揃えることで持久力向上につながります。1回泳ぐごとの休憩は多めにとってあるので1回ごとに全力で取り組み速いタイムで揃えることを意識しましょう。

この練習では体への負担が大きいと感じる人は以下の点を自分で調整してみてください。

  • 休憩時間を増やす
  • 泳ぐ回数を減らす
  • 泳ぐ距離を短くする

50m GOLF -20GOAL cycle=2min

練習メニューの翻訳
  • 50mを全力で泳ぐ。
  • 1回目をスタートしてから2分後に2回目を泳ぎはじめる。3回目も同様。
  • 50mのベストタイムから+1秒はバーディ(-1)、+2秒はパー(0)、+3秒はボギー(+1)というように50mのベストタイムから何秒遅いのかでスコアが決まり、-20になるまで続ける。

この練習は変わった練習をしたい人向けの練習メニューです。常に全力で泳ぐことを求められる内容でスコアをすぐにクリアすれば早く練習を終えることができ、スコアをクリアできないと終わらない練習メニューです。とても辛い練習ですがイベント要素があるのでクラス全体が盛り上がって練習に取り組むことができます。

この練習では体への負担が大きいと感じる人は以下の点を自分で調整してみてください。

  • 休憩時間を増やす
  • 目標スコアを減らす
  • スコアの基準を下げる

平泳ぎの教え方

平泳ぎは他の3種目とは異なる要素が多いためスイミングスクールのコーチの中でも苦手な人が多いです。苦手な種目の場合は教え方も曖昧になってしまっていることが多いです。家庭内でもクロール、背泳ぎまでは教えられても平泳ぎはどう教えてあげれば良いか困っている親御さんも多いはずです。

ここでは平泳ぎの教え方を以下の項目に分けて解説します。

スイミングスクールの教え方

スイミングスクールではプールサイド(陸上)の練習を上手く活用して足の動かし方を徹底的に教えてあげましょう。スイミングスクールで平泳ぎを教えることのメリットはプールサイド(陸上)とプール(水中)を行き来して教えてあげられることです。プールサイドではゆっくりと足の動かし方を教えてあげて、すぐにプールで動かし方を実践して、できていなければ再度プールサイドの練習をするというように教えてあげましょう。

学校の教え方

学校ではレベル別に平泳ぎを教えてあげましょう。平泳ぎを泳げる子どもは限られるため泳げる子どもとはっきりと分かれます。見本としてスイミングスクールに通っている子どもに協力してもらうのも有効的です。学校での教え方については以下記事で詳しく解説されているのでご覧ください。

>>文部科学省 平泳ぎの具体的な指導内容

家庭内の教え方

家庭内では家でできる練習方法を実践しましょう。平泳ぎは家でできる練習方法が数多くあります。特に足の動かし方で進級できないことが多いので平泳ぎの足についての練習方法を数多く解説しています。家でできる練習方法については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

平泳ぎが上手くなる裏技

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