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【平泳ぎの息継ぎ完全版】元インターハイ優勝者がコツと練習方法を完全解説

この記事を書いている人

平泳ぎ太郎

■主な経歴

  • 200m平泳ぎインターハイ優勝
  • 全国大会メダル10個
  • 全国大会決勝進出18回
  • 「子供がスイミングスクールで平泳ぎを習い始めたけど、足の動かし方で苦戦してる」
  • 「学校のプールの授業で平泳ぎをやるけど、息継ぎのやり方がイマイチわからない」
  • 「平泳ぎの息継ぎについてたくさんネットで解説してるけど、順序立てて解説している記事がないからイマイチわからない」

平泳ぎの息継ぎはタイミングとやり方がわからないと苦戦してしまいます。

しかし、実は平泳ぎの息継ぎはコツをつかむことで誰でも簡単に上手くなれます。

この記事では誰でも平泳ぎの息継ぎが上手くなるコツを分かりやすく解説しています。

結論、平泳ぎの息継ぎは腕を広げたときの揚力を上手く使うことがコツです。

平泳ぎの息継ぎのやり方が知りたいという人は、この記事の内容を参考にしてみてください。

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目次

平泳ぎの息継ぎの方法

まず初めに平泳ぎの息継ぎの方法について全体像を解説します。

最初に全体像を確認することで、それぞれのコツが理解しやすくなります。

平泳ぎ太郎

習い始めている人は自分の息継ぎの方法と照らし合わせてみよう!

平泳ぎの息継ぎは1ストロークに1回

平泳ぎの息継ぎは1回かくごとに1回息継ぎを行います。

ルールでそう決まっているので息継ぎをしないという選択肢はありません。

ルールについてもっと詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。

顔は前に上げる

クロールでは顔は横にして息継ぎをします。

しかし平泳ぎは顔を前に上げて息継ぎをします。

これまで習ってきた息継ぎのやり方と違うので注意しましょう。

平泳ぎ太郎

バタフライも息継ぎは顔を前に上げるよ!

息継ぎのタイミングは水をかきはじめてから脇を締めるまで

息継ぎをするタイミングは水をかき始めてから顔を上げ始め、脇を締めたときに完全に顔が上がってきて息継ぎをします。

息継ぎは手の動きと連動しているため、手の動きをマスターすることが必須です。

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平泳ぎの泳ぎ方完全版

平泳ぎの息継ぎのコツ8選

平泳ぎの息継ぎのコツは以下の8個です。

コツの1つ1つは難しくないので、それぞれ確実にマスターするようにしましょう。

息継ぎの時の目線は前

効果|水を飲み込む心配が少なくなる

水泳は息継ぎの時に水に近い位置で口を開けなければいけません。

初心者の人は水を飲み込みたくないあまり、水から口を遠ざけるように顔を必要以上に上げてしまいます。

その心配を最小限にするために息継ぎの時は目線を前にしましょう。

そうすれば水を飲み込んでしまう心配を少なくできます。

平泳ぎ太郎

水を飲み込むと過呼吸みたいになるから、恐怖心を抱くのは凄く気持ちがわかるよ!

注意点|息継ぎ以外は目線は下

息継ぎでは目線は前ですが、それ以外では目線を下にしましょう。

なぜなら、例えば水中で目線を前、つまり顔を前に向けた状態では水の抵抗を多く受け、体が沈む原因になります。

沈むだけでなく、不要な力を使うことになるので体力の無駄遣いにもなり得ます。

平泳ぎ太郎

息継ぎは基本的に下を向いて、息継ぎのために目線を徐々に前にするってイメージだよ!

教え方|目線の目標となる物を作ってあげよう

プールでは動くものが少ないので目線の目標を作ってあげることは容易です。

そのため壁の柄や、コーチの顔など目標を作ってあげましょう。

お家で親御さんがお子さんにアドバイスする場合は、自分で目標を決めて、息継ぎのたびにそれを見るようにしなさいとアドバイスしてあげましょう。

平泳ぎ太郎

上級者は息継ぎの時にあごをひくけど、初心者の人は気にしなくても大丈夫だよ!

息継ぎのタイミングは手のかきと連動させる

効果|適切なタイミングで息継ぎができるようになる

息継ぎのタイミングは手のかきと連動しています。

そのため、息継ぎのタイミングを測るときは手がどの位置にあるかで判断するようにしましょう。

平泳ぎ初心者の適切な息継ぎのタイミングは、手のかきはじめから、脇を締めるまでの間です。

平泳ぎ太郎

感覚で息継ぎをするんじゃなくて、手の動きを自分で確認して息継ぎをしよう!

注意点|手の動きをマスターしてから息継ぎの練習をする

平泳ぎは順序良く練習することで簡単に泳げるようになります。

息継ぎに関しても、手の動きをマスターしてから練習することで、簡単にマスターできるようになります。

いきなりレベルの高いことをするのではなく、一つ一つ丁寧にマスターしていきましょう。

平泳ぎ太郎

センスのある人はいきなり平泳ぎができる人もいるけど、それは特別だよ!周りは気にせず自分のペースで丁寧に練習しよう!

教え方|初心者こそ早めに息継ぎをさせてあげる

平泳ぎの息継ぎのタイミングは手のかき始めから脇を締めるまでです。

初心者は泳げるようになることが目的なので息継ぎのしやすさを重視するタイミングで息継ぎをしましょう。

それが水のかき始めから脇を締めるまでです。

特に水のかき始めは体が起こしやすいので、できる限り水のかき始めの早めに息継ぎをするように指導してあげましょう。

平泳ぎ太郎

上級者は脇を締めるときに息継ぎをするけど、テクニックが必要だよ!

腕を肩幅よりも広く広げる

効果|揚力で体が浮きやすくなり息継ぎしやすくなる

息継ぎの時に上半身が水面に近ければ近いほど息継ぎはしやすいです。

初心者の人は体が沈みやすく、水面近くに上半身を持ってくることは難しく感じます。

しかし、腕を肩幅よりも広く広げるだけで自然と上半身は水面の近くになります。

これは揚力という体を浮き上がらせる力が発生するからです。

平泳ぎ太郎

揚力は少しテクニックがいるけど、マスターしたらバタフライにも活かせるぞ!

注意点|広すぎると体が沈む原因になる

肩幅よりも大幅に広く開いてしまうと体が沈む原因になります。

なぜなら、腕を開いた分だけ体に向かってくる水を腕で受けてしまい、ブレーキになるからです。

ブレーキになると体は沈みやすくなります。

平泳ぎ太郎

ちょうどいい広さを自分で見つけよう!目安は肩幅よりも拳一個分広くだよ!

教え方|手を添えてあげて揚力を疑似体験させてあげる

平泳ぎ初心者の人に何もアシストなしに揚力を感じてもらうことは難しいです。

そのため手を添えてあげて、その手を押すように体を起こすように指導すると揚力の疑似体験ができます。

お家でも、うつ伏せになって、手を伸ばした状態で上半身を起こす練習をすると揚力の擬似体験ができます。

平泳ぎ太郎

揚力を味方につければ平泳ぎの息継ぎは怖いものなしだ!

キックの後に上半身を沈ませる

効果|沈みやすい下半身が浮いて息継ぎしやすくなる

人間の体はなかなか沈みにくいので、どこかが沈むとどこかが浮いてきます。

この場合は上半身が沈むと下半身が浮いてきます。

キックの後に下半身が浮いていると、次の動作の息継ぎのときに上半身があげやすくなります。

平泳ぎ太郎

怖がらずにキックのあとに少し上半身を沈めてみて!

注意点|沈みすぎないようにする

上半身を沈めるとは言ったものの、もちろん沈めすぎると全身が沈んでしまい、潜るような形になってしまいます。

水面が0度だとしたら、20度くらいの角度で上半身を沈めると良いです。

平泳ぎ太郎

沈めすぎると、うねりのようになって、息継ぎがしにくくなってしまうよ!

教え方|シーソーに例えてあげる

体全身をシーソーに例えてあげましょう。

上半身が沈むと、下半身が浮く、そのまた逆もあるという形です。

体全身をシーソーのように使うにはお腹に力をいれて、体を一枚の板にするようにしましょう。

平泳ぎ太郎

これが上級者の使うテクニックの体重移動につながってくるよ!それはまた別の機会に説明するね!

2ステップに分けて頭を上げる

効果|頭が上げやすくなり息継ぎしやすくなる

初心者の人は頭が水面近くにあることは少なく、頭が沈んでいる場合が多いです。

その位置から一気に頭を上げようとすると、頭に乗っている水も一気に持ち上げる必要があるので、頭を持ち上げにくいです。

そのため、2ステップに分けて頭を上げることで持ち上げる水の量を減らすことができます。

平泳ぎ太郎

水の量が減ると格段に頭を上げやすくなって、息継ぎしやすくなるよ!

注意点|1ステップ目は慎重に

1ステップ目は後頭部が水面くらいまで、2ステップ目で完全に頭が出るという目安で頭を上げましょう。

1ステップ目で水面よりも上に頭を上げてしまうと一気に頭を上げていることと変わらないので1ステップ目は慎重に行いましょう。

平泳ぎ太郎

1ステップ目と2ステップ目の間で一時停止せずに、スムーズに行うようにしよう!

教え方|頭の上の水がいかに重いか体験させてあげる

水は思っているよりも重たいです。

手で水をすくったりすると実感しやすいですが、頭の上となると実感しにくいです。

そのため、頭の上に乗っている水を無視してしまいます。

一度、頭だけを水中に沈めて、一気に頭を上げる体験をさせてあげると、頭の上の水の重さを感じ、一気に頭をあげようとはしなくなります。

平泳ぎ太郎

なるべく力を使わずに息継ぎできた方が体力温存にもなるからね!

息継ぎの時間はできる限り短く

効果|体が沈みにくくなる

平泳ぎで一番体が沈みやすいタイミングは息継ぎしているタイミングです。

なぜなら、息継ぎのときは手と足は曲がり、上半身は水面上に出ており、一番ブレーキがかかって、体を重く感じるタイミングだからです。

そのため息継ぎの時間をなるべく短くすることで、平泳ぎを上手に泳げるようになり、息継ぎも上手に、楽にできるようになります。

平泳ぎ太郎

平泳ぎは必ず大きなブレーキがかかる泳ぎ方だから、その時間をなるべく少なくしよう!

注意点|初心者こそ息継ぎすることを最優先で

息継ぎの時間を短くすることは大切です。

しかし短くしすぎて息継ぎができないとなっては平泳ぎ自体泳げなくなってしまいます。

息継ぎの時間を短くすることは、平泳ぎを速く泳ぐことにとても効果的ですが、泳げるようになるかどうかにおいては息継ぎを確実に行うことの方が重要です。

平泳ぎ太郎

しっかりと息継ぎすることで、次のストロークにも集中できるし、長く楽に泳ぐことにも繋がってくるよ!

教え方|平泳ぎの沈みやすいポイントを教えてあげる

平泳ぎで一番体が沈みやすいタイミングは息継ぎしているタイミングです。

水泳をよく知っている人は感覚的にこのことを理解できますが、初心者の人はなかなかイメージ、理解できません。

そのため、息継ぎは呼吸するということと引き換えに沈みやすいんだということを教えてあげることで、息継ぎにおいての考え方が変わります。

平泳ぎ太郎

考え方や、イメージ、というのはなかなか口では説明しきれないから、理屈を添えてあげることで理解力が深まるよ!

上半身を起こしすぎない

効果|初心者なりの平泳ぎの息継ぎができる

平泳ぎ上級者は水面が胸の下あたりに車で上半身を起こします。

これはその後の動作で体重移動を使って進めたりと、メリットがあるからです。

しかし、初心者の人にとっては上半身を上げることは難しく、ましてや体重移動で進むということはかなりのテクニックが必要です。

平泳ぎが泳げるようになるということが目的であれば、上半身は起こしすぎないようにしましょう。

平泳ぎ太郎

初心者は初心者なりの泳ぎ方をしよう!

注意点|上級者の真似をしない

平泳ぎは上級者と初心者では泳ぎ方が違います。

テレビでやっている世界大会に出ている選手の泳ぎ方や、コーチがやる泳ぎ方は上級者の泳ぎ方なので、真似をすることはやめましょう。

真似ではなく、参考にして、どのタイミングで息継ぎしているのだろうかなど、観察、想像して、自分の泳ぎに生かしましょう。

平泳ぎ太郎

上級者の泳ぎ方が間違っているわけではないよ!平泳ぎはテクニックが必要だから、特に上級者と初心者の違いが明確なんだ!

教え方|理想の平泳ぎは選手クラスになってから

平泳ぎを速く泳ぐためには様々なテクニックが必要です。

息継ぎでも例外ではないです。

そのテクニックを行うためには基本的な平泳ぎをマスターしなければなりません。

平泳ぎを極めるのは少し先にして、まずは基本に忠実に練習しましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎ上級者の息継ぎはとっても速くて、息継ぎだけじゃなく、他にも考えたり意識したりする場所があるよ!

鼻から息を吐く

効果|息継ぎの瞬間に十分な空気を吸い込める

当然のことながら息継ぎは空気を吸い込むために行います。

しかし、水泳においての息継ぎでは様々な理由で十分な空気を吸い込めないことがよくあります。

その一つの理由として、息を吐けていないからということがあります。

息を吐けていないと、肺の中が古い空気で満たされていて、息継ぎをしても新しい空気が入る隙間がないのです。

新しい空気を肺に入れるために、しっかりと鼻から息を吐きましょう。

平泳ぎ太郎

鼻から吐いて、口から吸うというのは水泳の基本的な息継ぎ方法だよ!

注意点|基本をおろそかにしない

息継ぎはクロールを習う前から習う項目です。

水慣れの次に習うくらい初歩的なことです。

しかし、最初に習うということは基本なことであり、かつ大切だからなのです。

そのため慣れてきても基本をおろそかにせずに、鼻から息を吐くことを意識しましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎにおいて、顔が水中にあるときは鼻から吐いて、顔を上げたら、口からたくさん空気を吸い込もう!

教え方|ボビングから復習しても良い

平泳ぎを習う頃には息継ぎが当たり前になってしまい、やり方を自己流でやっている人も多いです。

そのためここで一旦息継ぎの基本練習のボビングを取り入れてみると効果的です。

お子様が息継ぎで悩んでいたら、基本に立ち返らせてみるのも効果的です。

平泳ぎ太郎

家のお風呂で鼻から下を湯船につけて、鼻から吐いて口から吸うというのを練習してみるのも効果的!溺れてしまうと危険だから、誰かそばにいる時だけにしてね!

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具体的かつ最適なアドバイス

平泳ぎの息継ぎが上手くできない原因6選

平泳ぎの息継ぎが上手くできない原因は以下の6つです。

原因をしっかり理解して、コツや練習などに繋げていきましょう。

顔が下を向いてしまっている

影響|口に水が入りやすい

息継ぎをする口と水の距離が近いと水を飲み込んでしまう可能性が高くなります。

息継ぎでは空気を吸い込みたいので、水を飲み込んでしまう位置に口があることは息継ぎが上手くいかない原因になります。

平泳ぎ太郎

水を飲み込んでしまうと過呼吸になるから気をつけて!

治し方|目線を前にする

息継ぎする口と水の距離を遠くするためには、目線を前にしましょう。

そうすることで口から水が入ることがなく、息継ぎが上手くできます。

息継ぎの時は顔を前に向けなさいと指導する場合もありますが、良くありません。

なぜなら、顔を前に向けると必要以上に上半身を起こしてしまうことがあるからです。

適切に上半身を起こしながら、息継ぎする口と水の距離を取るには、目線でコントロールするように指導しましょう。

平泳ぎ太郎

結果的には顔は前を向くけれど、目線でコントロールしてあげた方がわかりやすいよ!

教え方|正面に立ってあげる

プールでは目印となるようなものが少ないです。

そのため、コーチは息継ぎの練習をしている人の正面に立ってあげましょう。

正面に立つことで目印となります。

目線をコーチの方に向けるように指導すると顔が下を向くことがなくなります。

平泳ぎ太郎

コーチが立つ位置を意識すると教えやすかったり、サポートもしやすくなるよ!

急に頭を上げてしまっている

影響|大きな力で頭を持ち上げる必要がある

水を持ち上げるのはとても重くて、力が必要です。

息継ぎの時は頭の上に水が乗った状態で頭を上げる必要があります。

そのときに急に頭を上げてしまうと、頭の上に乗っていた水を一気に持ち上げる必要があるため、大きな力が必要になり、体力を消耗してしまいます。

平泳ぎ太郎

そもそも頭が持ち上がらないということも急に頭を上げてしまっていることが原因だね!

治し方|二段階で頭を上げる

二段階で頭を上げると、水を持ち上げる力が2回に分散して持ち上げやすくなります。

力も2回分に分散できるので体力を消耗しにくいです。

一段階目は後頭部が水面に来るように、二段階目で顔が完全に水面上に出るように頭を上げましょう。

平泳ぎ太郎

手を広げた時に一段階目、手をかき始めたときに二段階目をすると一番やりやすいよ!

教え方|頭の位置を教えてあげる

泳いでいる人は自分の頭が水中でどの位置にあるか自覚しにくいです。

そのためコーチは頭の位置を教えてあげると良いでしょう。

教え方は、泳ぎ終わった後に頭の位置をコーチが再現してあげて、今の泳ぎ方はこのくらいの頭の位置だったよと教えてあげましょう。

泳ぎ終わった直後であれば、泳いでいる感覚とコーチが再現してくれた頭の位置をマッチさせることができ、次に泳ぐ時に自分で修正しやすくなります。

平泳ぎ太郎

頭の位置は、後頭部と水面の間が20センチくらいが目安だよ!

腕の力を使わずに体を起こそうとしている

影響|揚力を利用できない

息継ぎをするためには上半身を起こす必要があります。

その時に上半身だけの力ではなかなか起こすことができません。

実は腕の力を使うと上半身を簡単に起こすことができます。

腕で水を押すと揚力という力が発生し、その揚力を使って上半身を起こします。

平泳ぎ太郎

揚力を使えれば泳ぐ時の体力も温存できて、長く楽に泳げるようになるよ!

治し方|手を開くときの手のひらの向きを治す

揚力を使えない人は、手を開く時の手のひらの向きが間違っていることが多いです。

揚力を使えない人は、手のひらが完全に外側(親指が真下)か、手のひらが完全に下側(親指が向かい合ってる)になっています。

正しい手のひらの向きは、斜め外側(親指が45度内側)です。

平泳ぎ太郎

手のひらの向きを詳しく知りたい人は、「平泳ぎの手を初心者向けに徹底解説|コツや練習方法と子どもへの教え方」をご覧ください。

教え方|揚力を疑似体験してもらう

平泳ぎ初心者の人は揚力を使うことはとても難しいです。

しかし、揚力を疑義体験することで平泳ぎ初心者でも揚力が使えるようになります。

疑似体験の方法は、泳いでいる人の手にコーチが手を添えてあげて、手を開いたときに少し手を押し返してあげる方法です。

この方法で揚力を疑似体験でき、それをきっかけに揚力が使えるようになります。

平泳ぎ太郎

お家でもうつ伏せの状態で肘を伸ばしたまま、床を押すように上半身を持ち上げると、揚力を疑似体験できるよ!

息を十分に吐ききれていない

影響|肺に息を入れるスペースがない

息継ぎをするということは肺に空気を入れるということです。

しかし、息継ぎをする前に息を十分に吐ききれていないと、肺にスペースが空かずに空気を入れられるスペースがありません。

風船を膨らませたり、しぼませたりすることをイメージするとわかりやすいでしょう。

平泳ぎ太郎

息を吐きることは水泳の息継ぎでは基本だよ!日常生活では息を吐くことを意識しないけど、水泳では意識しよう!

治し方|鼻から息を吐く

息を吐くときは鼻から吐くようにすると上手くいきます。

なぜなら

  • 口から吐くと間違って水を飲み込んでしまう可能性があるから
  • 口が開いたまま顔を上げると水を飲み込んでしまう可能性があるから

です。

鼻から吐いて、口から吸う、スイミングスクールでは一番最初に教える息継ぎの基本なので、基本に忠実に息継ぎをしましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎを習う頃は水泳に慣れてくる頃なので基本をおろそかにしがちだよ!一度おさらいしよう!

教え方|ボビングをする

ボビングとは、水中でしゃがんだあとに、プールの底を蹴って頭を水面上に出すというのを繰り返す息継ぎの基本練習です。

ボビングはスイミングスクールでは最初の頃に教える項目、練習です。

ボビングは息継ぎの基本であるため、平泳ぎの息継ぎの練習の中に取り入れるのも良いでしょう。

平泳ぎ太郎

ボビングをさせてあげることで練習のマンネリ化や、リフレッシュさせることもできるよ!

息継ぎのタイミングが間違っている

影響|体が沈む

息継ぎのタイミングが間違っていると体が沈みやすくなります。

例えば、手を開いた時に息継ぎをすると上半身が上がりにくく、力が入ってしまい体が沈みます。

体が沈むと余計に息継ぎがしにくくなり、また息継ぎのタイミングを間違えてしまう、という悪循環になります。

平泳ぎ太郎

体が水面に近ければ近いほど少ない力で息継ぎすることができて、長く楽に泳げるようになるよ!

治し方|息継ぎのタイミングをマスターする

息継ぎのタイミングは手の動きに連動しています。

そのため、息継ぎのタイミングをマスターする前に手の動きをマスターすることが重要です。

平泳ぎ息継ぎのタイミングは手で水をかいたときから、脇を締めるまでの間に息継ぎをするのが適切です。

平泳ぎ太郎

平泳ぎの息継ぎについては、「平泳ぎの息継ぎを初心者向けに徹底解説|練習方法と子どもへの教え方」で詳しく解説しているよ!

教え方|最初は陸上で練習する

息継ぎのタイミングに限らず、何かを練習する時は最初は陸上で練習すると上達スピードが早くなります。

なぜなら水に浮いたり、進んだりしなくてはいけない水中に比べて、考えることが少なくなるからです。

考えることが少なくなるとその練習、ここでいう息継ぎのタイミングに集中できて上達スピードが早くなります。

平泳ぎ太郎

陸上で練習する時は鏡を使うと効果的だよ!

下半身が沈んでしまっている

影響|顔が上げにくくなる

下半身が沈んでいると顔が上げにくくなり、息継ぎがしにくくなります。

下半身が沈んでいるときに息継ぎをしようとすると下半身の重さに引っ張られて思ったよりも上半身を起こすことができないからです。

顔が上げにくくなると余計な力を使いますし、水を飲み込んでしまう場合もあります。

平泳ぎ太郎

水中では沈んでいる方向に体が引っ張られてしまうよ!

治し方|上半身を沈める

下半身が沈まないためには、上半身を沈めましょう。

キックしたあとに上半身を沈めると、その反対に下半身が水面に浮いてきます。

その後に手をかき始めると、下半身が浮いた状態で息継ぎをすることができ、スムーズに息継ぎすることができます。

平泳ぎ太郎

沈めるということを聞くと少し不安になるけど、一度試してみてね!

教え方|シーソーに例える

上半身を沈めると、下半身が浮いてくるというのはシーソーに例えるとイメージしやすいです。

そのためには、お腹に力を入れて全身をまっすぐにしている必要があります。

小さいお子様であればお腹を意識しなくても自然の全身が真っ直ぐになっていることが多いので、シーソーをイメージして、上半身を沈めてごらんとアドバイスしてあげましょう。

平泳ぎ太郎

キックしたあとは頭側が下へ、息継ぎの時はお尻側が下へというイメージでシーソーの動きを繰り返していることをイメージするとわかりやすいよ!

平泳ぎの息継ぎの練習7選

平泳ぎの息継ぎの練習は以下の7個です。

練習の1つ1つは難しくないので、それぞれ確実にマスターするようにしましょう。

平泳ぎ太郎

お家でできる練習から、プールでしかできない練習もあるよ!

平泳ぎが泳げるようになる練習方法を詳しく見る>>

息を吐ききることを復習する

やり方|鼻から息を吐いて口から吸うを繰り返す

水泳は普段の生活と違って、息を吐くことと、息を吸うことを意識しなくてはいけません。

そのためスイミングスクールでは、クロールを習う前後に息継ぎの基本について教えます。

息継ぎの基本は鼻から吐いて口から吸うを繰り返すことです。

クロール、背泳ぎと進級していくにつれてこの息継ぎの基本をおろそかにしてしまう人が多いです。

そのため、平泳ぎを習いはじめて息継ぎの練習をするときは、息継ぎの基本を復習しましょう。

平泳ぎ太郎

お家でも復習することができるので、お子様に息継ぎの基本を復習するように促そう!

効果|水泳独特の呼吸方法を復習できる

普段の生活では多くの人は鼻から空気を吸って、鼻から吐きます。

これは無意識でやっている人が多いです。

水泳は口から吸って、鼻から吐くのが息継ぎの基本です。

普段の生活の息継ぎとは異なるため、意識しないとできません。

息継ぎについてしっかりと復習することで平泳ぎの息継ぎが上手にできるようになります。

平泳ぎ太郎

1回の息継ぎで吐く量も吸う量も普段の生活とは違うから、そこも意識しよう!

注意点|肺には半分だけ空気を入れられれば良い

平泳ぎに限らず、水泳は1回の息継ぎで普段よりも多くの空気を吸い込んで、多くの空気を吐き出します。

入れ替わる空気が多いほど新鮮な空気を体に取り込めて、長く楽に泳ぐことができます。

しかし、あまりにも深く息を吸い込むと息継ぎに時間がかかってしまいます。

平泳ぎに限らず、水泳は息継ぎをしている間は減速します。

そのため、多くの空気を吸い込むことは大切ですが、せいぜい肺に半分空気が入る程度にしておきましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎは1ストロークごとに息継ぎができるよ!しっかりと息継ぎができていれば苦しくなることはないから、程よく息継ぎをしよう!

陸上で息継ぎのタイミングを確認する

やり方|陸上で手の動きに連動させて息継ぎをする

平泳ぎの息継ぎは手の動きに連動しています。

水中で手の動きに連動させるように息継ぎの練習をすると、水を飲み込まないようにと体が固まってしまって、上手く体が動かせない場合があります。

そのため、息継ぎのタイミングは最初に陸上で練習を行いましょう。

平泳ぎ太郎

お家で息継ぎの練習を予習・復習することができるから、ぜひお子様にすすめてみよう!

効果|ゆっくり練習できる

水中で練習をすると少なからず不安な気持ちになります。

泳ぎながら息継ぎのタイミングを練習すると沈まないようにしようと慌ててしまって、ゆっくり練習することができません。

陸上で練習すると沈む心配がないので、息継ぎのタイミングをゆっくりと練習することができます。

鏡を使いながら練習できたりと陸上の練習だけのメリットもあるので、上手く陸上の練習を活用しましょう。

平泳ぎ太郎

お家で練習するのであれば、スマホで撮影してあげるとお子様もイメージしやすいよ!

注意点|呼吸も息継ぎタイミングに合わせる

水中で練習する場合は強制的に水中では息を吐いて、水面上では息を吸わなければいけないので、呼吸も自然と行えます。

しかし、陸上で息継ぎの練習をしているといつでも呼吸ができてしまうので、水泳の息継ぎの基本がおろそかになってしまいます。

陸上で練習するからこそ、呼吸についても意識的に取り組むようにしましょう。

平泳ぎ太郎

陸上での息継ぎのタイミング練習では、鼻から息を吐くタイミング、口から空気を吸うタイミングと細かく意識することで上達スピードが早くなるよ!

歩きながら平泳ぎ

やり方|5mくらい歩きながら平泳ぎの手と息継ぎをやる

5mくらい歩けるスペースを確保します。

家の中でできないのであれば周りに気を付けて、外でやるのも良いです。

5mのスペースを歩きながら、平泳ぎの手の動きをしましょう。

手の動きに連動させて、息継ぎも行います。

平泳ぎ太郎

周りに注意して、ぶつからないようにしようね!

効果|進みながらの息継ぎのタイミングをマスターできる

止まったまま平泳ぎの息継ぎのタイミングを練習することも効果的です。

進みながら同じように練習すると、泳いでいる感覚により近くなります。

止まったままの練習から始めて、平泳ぎの息継ぎが上手くできるようになったら、この練習をやってみましょう。

平泳ぎ太郎

泳いでいる感覚に段々と近づくことで、平泳ぎの息継ぎのイメージもしやすくなるよ!

注意点|頭を沈めるのを忘れずに

歩きながらの平泳ぎの息継ぎ練習をしていると、頭を沈めるのを忘れてしまいます。

なぜなら、歩くことで気にしなければいけないことが増えるからです。

しかし、歩きながらの平泳ぎの息継ぎよりも、実際に泳ぎながら平泳ぎの息継ぎをする方が考えることが多いです。

考えることが多いなか、やるべきことやる訓練も同時にしましょう。

平泳ぎ太郎

頭を沈めると周りが見えにくくなるから、お子様がやる場合は親御さんが周りを見てあげよう!

壁に手をついて顔を前に向ける

やり方|立ったまま壁に手をついて顔上げる

壁の前で立ちます。

少し前傾姿勢になり、壁に手をつきます。

その姿勢のまま、平泳ぎの息継ぎと同じように顔を上げましょう。

平泳ぎ太郎

お家の中の壁でも、プールサイドの壁でもどこでも大丈夫だよ!

効果|慣れない息継ぎ方法に慣れる

平泳ぎを習う前はクロール、背泳ぎという順番で習うことが一般的です。

クロールは横向きで息継ぎ、背泳ぎは上を向いたまま息継ぎをします。

平泳ぎは前を向いて息継ぎをしますが、平泳ぎを習いたての頃はこの息継ぎ方法には慣れていません。

息継ぎタイミングなどを練習する前に、前を向いて息継ぎすることに慣れましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎのあとに習う、バタフライも前を向いて息継ぎをするから、平泳ぎの時にしっかりと練習しておこう!

注意点|平泳ぎ習いたてに行う

前を向いて息継ぎすることに慣れるのは最初の頃が良いです。

なぜなら、慣れていないまま息継ぎ練習をすると水を飲み込んでしまってトラウマになったり、変なクセがついてしまって、上達スピードが遅くなるからです。

スイミングスクールでも息継ぎを教えるときは壁に手をついて顔を前に向ける練習から始めましょう。

平泳ぎ太郎

スイミングスクールで次週から平泳ぎを習うというお子さんに予習でやらせてあげるのも良いよ!

水中で息継ぎのタイミングを確認する

やり方|プールの足がつく場所で立って平泳ぎの息継ぎをする

プールの中で足がつく場所で立ちます。

スイミングスクールでは、立てない子がいる場合は台を入れてあげましょう。

立ったまま少し前傾姿勢になり、その場で平泳ぎの手と息継ぎをしましょう。

平泳ぎ太郎

顔も水につけてやると、実際の平泳ぎと近い感覚で練習できて効果的だよ!

効果|水中ならではの息継ぎの感覚を体感できる

陸上で同じように練習している場合と、水中で練習する場合は感覚が違います。

例えば、水中での練習では顔を上げた時に口の周りに水がついて、それが流れるように口に入る場合があります。

そのような時にどのように口から息を吸い込めばいいかは、水中での練習しかわかりません。

当たり前ですが、水泳は水の中で行うので水の中でしか味わえない感覚を大切にしましょう。

平泳ぎ太郎

口に水が入りそうな場合は一呼吸置いてから息を吸うと、水を飲み込まなくて済むよ!

注意点|始めは水を飲み込みやすい

顔を上げると顔の上の方から下に向かって、水が流れてきます。

そのため口に水が入りやすいです。

それを知らずに陸上と同じように息を吸い込んでしまうと水を飲み込みやすくなります。

泳ぎながら水を飲み込むと危険なので、この練習のようにまずは立ち止まって練習しましょう。

平泳ぎ太郎

水を飲み込むと過呼吸になって辛いよね、、、平泳ぎ太郎も経験あるから気持ちはわかるよ!

バタ足平泳ぎ

やり方|足はバタ足、手を平泳ぎで泳ぐ

伏し浮きの状態になります。

その後に足はクロールのときに行うキックのバタ足、手は平泳ぎの手で動かします。

息継ぎのタイミングはその人のタイミングで構いません。

平泳ぎ太郎

平泳ぎに慣れている人がこの練習をするとタイミングが合わせにくいから、気を付けてね!

効果|平泳ぎの手と息継ぎだけに集中できる

平泳ぎは足がとても難しいです。

初心者の人は足を正しく動かすことで頭がいっぱいになり、息継ぎが上手くできないこともあります。

そんな時はこの練習のように足だけはバタ足にすることで、平泳ぎの手と息継ぎだけに集中でき、息継ぎのタイミングなどを練習することができます。

平泳ぎ太郎

足はバタ足にすることで姿勢も安定して、息継ぎもしやすくなるよ!

注意点|リズムが取りにくい場合はこの練習をしない

クロールの感覚が残っている人は問題ありませんが、平泳ぎの感覚が段々と付いている人にとってはこの練習はやりにくい場合もあります。

平泳ぎのリズムとは違った動き方をするので、リズムが合わずにやりにくいという人もいます。

その場合は、この練習は無理せずに行う必要はありません。

平泳ぎ太郎

自分に合った練習方法で取り組もう!

アシスト付きで息継ぎをする

やり方|コーチに手を掴んでもらいながら平泳ぎ

泳いでいる人は平泳ぎを泳ぎます。

そのときにコーチは泳いでいる人の手を掴んであげましょう。

泳いでいる人はコーチの手が水だと思ってかくようにして、平泳ぎの手をしましょう。

平泳ぎ太郎

最初はコーチの手に頼りっぱなしで行おう!

効果|正しい息継ぎのタイミングをマスターできる

コーチにアシストしてもらうことで、平泳ぎの息継ぎがしやすくなります。

なぜなら、姿勢も安定しやすくなり、沈みにくくなるからです。

安定した姿勢のまま息継ぎの練習をすれば、息継ぎの上達スピードも早くなるでしょう。

平泳ぎ太郎

できないことがあるときは、まずはサポート、アシストしてもらいながら練習してみよう!

注意点|アシストに頼りすぎないように

アシストをしてもらいながら練習することは平泳ぎ初心者の人にとってはとても大切ですが、それに頼りっきりではいけません。

いつまでもアシスト付きで平泳ぎをするとなかなか一人立ちできず、アシストなしでは怖くて泳げなくなってしまいます。

少し慣れたときくらいから徐々にアシストを減らして、練習するようにしましょう。

平泳ぎ太郎

コーチも早めにアシストをやめてあげることが大切だよ!

平泳ぎが泳げるようになる練習方法は以下の記事で詳しく解説しています。

\平泳ぎ元日本一に相談できる/

具体的かつ最適なアドバイス

平泳ぎの息継ぎの親でもできる教え方7選

平泳ぎの息継ぎの教え方は以下の7つです。

親御さんがお子様に教えるときも、この方法で教えることができるので、ぜひ参考になさってください。

平泳ぎ太郎

親御さんがお家で教えてあげることで予習となり、スイミングスクールでの練習がより効果的になるよ!

息を吐き切る大切さを改めて教えてあげる

効果|息継ぎの基本に立ち返えることができる

平泳ぎに限らず息継ぎの基本である息を吐き切ることは重要です。

平泳ぎを習う頃はクロール、背泳ぎとそれなりに泳げるようになった頃なので、息継ぎの基本をおろそかにしがちです。

平泳ぎの息継ぎを教えるときに、今一度水泳の息継ぎについておさらいしておきましょう。

平泳ぎ太郎

息継ぎの基本はお家でも練習できるから、親御さんはぜひお子様にもすすめてみよう!

教え方のポイント|風船をイメージさせる

息継ぎを吐き切る理由は、肺の中の空気を入れ替えるためです。

そのイメージができていない人には風船を膨らましたり、しぼませたり、することをイメージしましょう。

肺は風船と同じように息継ぎをすることで膨らんだり、しぼんだりします。

常に肺の中の空気を新鮮にしておくことで、泳ぐのが楽になります。

平泳ぎ太郎

お家でも風船を膨らませたり、しぼませたりするとイメージしやすいよ!

注意点|完全に吐ききらせる必要はない

吐き切ることは大切ですが、肺の中の空気を100%吐き切る必要はありません。

100%吐き切ろうとすると体力も使いますし、時間もかかります。

息継ぎの時間はなるべく短い方がいいので、その観点からも100%息を吐き切る必要はありません。

平泳ぎ太郎

80%くらい吐ききっていれば十分だよ!

息継ぎのタイミングを声でも教えてあげる

効果|息継ぎ以外のことに集中できる

平泳ぎは考えることがとても多いです。

そのため教える側は息継ぎのタイミングを声で教えてあげて、アシストしてあげましょう。

息継ぎ以外のことに集中できて、結果的に平泳ぎの上達スピードが上がります。

また息継ぎのタイミングも耳からの情報で反射的に行えるので、上達スピードが上がります。

平泳ぎ太郎

息継ぎのタイミングで、はい!と言ってあげるといいね!

教え方のポイント|耳元で伝えてあげる

泳いでいる間は耳の周りに水があり、なかなか周りの音が聞こえません。

ましてや、泳げるか泳げないかどうかで一生懸命の間は余計に音が聞こえません。

そのため、息継ぎのタイミングだけでなく、声掛けはできる限り耳元で伝えてあげましょう。

平泳ぎ太郎

これは泳いでる最中の話だよ!泳いでいないときは普通にお話ししてあげよう!

注意点|息継ぎのタイミング以外にも声かけしてあげる

水泳において教える側の声掛けはとても重要です。

耳からの情報で反射的に動き、いずれがそれが定着すると泳げるようになるからです。

平泳ぎは息継ぎのタイミング以外にも、足を動かすタイミングや、キックのあと蹴伸びさせるなど声掛けポイントが複数あります。

声掛けを上手に使いましょう。

平泳ぎ太郎

親御さんはお子様にコーチの声を聞くようにアドバイスしてあげよう!

両手に手を添えて揚力を感じやすくさせてあげる

効果|揚力を使いこなせて息継ぎが楽になる

平泳ぎは両手を広げた時に揚力という、体を持ち上げてくれる力が発生します。

揚力を十分に感じられるくらいまでになるには時間がかかります。

しかし、揚力を感じやすくさせることで、その感覚が身につき、多少なりとも揚力が使えるようになります。

揚力が使えると息継ぎは楽なので、積極的に揚力を体験させてあげましょう。

平泳ぎ太郎

水を押して、上半身が上がってくるような感覚だよ!

教え方のポイント|手を押し返すようにしてあげる

手を添えている側も少し手を押し返すようにしてあげましょう。

泳いでいる側と手を添えている側の力が釣り合うと上手に上半身起こすことができます。

揚力でも同じことがおきており、水を押して上半身を押す感覚を養ってあげましょう。

平泳ぎ太郎

お家でもお子様をうつ伏せにさせて、両手を前に伸ばした状態で上半身を起こそうとする練習をすると、手を押し返す感覚と同じ感覚を体感できるよ!

注意点|上手くできてきたらやめる

いつまでも手を添えて、アシストしていると、なかなか上達はしません。

手を押し返す力も徐々に弱くしていき、最終的には手を添えなくても揚力を少しでも使えるようになると平泳ぎのマスターは近いです。

平泳ぎ太郎

自転車の練習のときに、後ろで持ってる手を段々と離すのと一緒だね!

上半身の上げる高さを指定しない

効果|平泳ぎ初心者に合った息継ぎができる

テレビで見るオリンピック選手などの平泳ぎは、水面に胸がくるくらいまで上半身を上げます。

これはとても高いテクニックが必要であり、初心者の人は真似していけません。

教える側もそのイメージで教えてしまうと、無理に上半身を上げようとする泳ぎになってしまって、かえって息継ぎの上達スピードが遅くなってしまいます。

平泳ぎ太郎

泳げるだけでも良いなら、上半身の高さは息継ぎできる高さで十分だよ!

教え方のポイント|息継ぎできればどの上半身は低くても良い

息継ぎができる高さ、つまり口が出る高さであれば上半身の高さにこだわる必要はありません。

しかし、水面上に口が近いと自分の作った波などで不意に水を飲み込んでしまうこともあります。

一度水を飲み込む体験をすると恐怖で必要以上に上半身や顔を上げてしまいます。

顔が水面ギリギリの位置よりは、少し上に上げると息継ぎの時の心配ごとが少なくなって上達しやすくなります。

平泳ぎ太郎

息継ぎしようとして、水を飲み込むと過呼吸になるよね、、、平泳ぎ太郎も経験あるから怖がってしまう気持ちは十分わかるよ!

注意点|上級者の真似をさせない

上級者の真似をさせてしまうのは、平泳ぎが苦手なコーチや、平泳ぎは泳げないけどテレビで見た平泳ぎを見ながら教えてしまう親御さんに多いです。

平泳ぎは初心者と上級者とでは泳ぎ方が異なります。

そのことを理解せずに教えると、上達スピードに直結してくるので、平泳ぎが泳げるようになることが目的であれば上級者の真似はさせないようにしてください。

平泳ぎ太郎

オリンピック選手の平泳ぎはかっこいいから、真似したくなる気持ちはとってもわかるよ!

最初は陸上で教えてあげる

効果|沈む心配をせずに息継ぎの練習ができる

初心者の人が息継ぎの練習をする時に不安に思うことは、体が沈んでしまって、間違って水を飲みこまないかということです。

そういった不安を抱えたまま練習しても体が固まってしまって、息継ぎの上達スピードが遅くなってしまいます。

そのため最初は陸上で教えてあげるようにしましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎの息継ぎに限らず、最初は陸上で教えてあげることで、初心者の人は安心して練習できるよ!

教え方のポイント|鏡を活用する

陸上で練習するからこそできる練習もあります。

それは鏡を使うことです。

息継ぎにおいても、息継ぎのタイミングや、目線の向き、手の角度など気をつけるポイントがありますが、それを鏡で自分で確認させてあげることは効果的です。

鏡の前の練習はお家でもできる練習なので、お子様にもすすめてあげましょう。

平泳ぎ太郎

スイミングスクールには鏡がないこともあるから、スマートフォンやタブレットを使ったりするなど、スイミングスクールでの教え方も柔軟に対応しよう!

注意点|水中練習とのバランスをとる

当たり前ですが水泳は水中練習あってことの水泳です。

陸上練習も大切で有効活用したいですが、そのバランスも見ましょう。

今は親御さんも積極的にお子様にお家で指導することも多いです。

陸上練習はお家で予習、復習といった形で行なってもらって、スイミングスクールでは水中練習に集中するというやり方も良いでしょう。

平泳ぎ太郎

筋力トレーニングなどの陸上トレーニングは、もっと上級者になってからで十分だよ!

手の動きをマスターした後に息継ぎのタイミングを教える

効果|息継ぎのことだけに集中できる

平泳ぎが泳げるようになりたいのであれば、平泳ぎが泳げるようになる6ステップの順番でマスターしていくことが重要です。

なぜなら、平泳ぎは考えること、やること、マスターするべきことが多いため、前のステップをマスターしていないと、次のステップでつまずいてしまうからです。

息継ぎのステップにおいても例外ではなく、息継ぎの前には手の動きをマスターしてから息継ぎを教えるようにしましょう。

平泳ぎ太郎

平泳ぎが泳げるようになる6のコツの記事は以下のリンクからどうぞ!

教え方のポイント|上達スピードを合わせる

スイミングスクールでは1つのクラスに複数人の生徒さんが参加します。

上達スピードは人それぞれで、なかなか上達しない子もいるでしょう。

そんな時に上達の早い子を先に進ませてしまうと練習する内容が違ってきてしまいます。

そうならないためにもスイミングスクールでは上達スピードを合わせてあげましょう。

平泳ぎ太郎

ご自身のお子様にどんどん先に進んで水泳を習ってほしいという親御さんは、水泳の家庭教師がおすすめです。

注意点|スイミングスクールでは同時でも問題なし

スイミングスクールでは時間が限られています。

週に1回月に4回の練習で4回あたり45分などが一般的です。

そのため、時間短縮の意味で平泳ぎの手と息継ぎを同時に教えることは致し方ないでしょう。

大切なのは手の動きをおろそかにせずに息継ぎも教えてあげることです。

平泳ぎ太郎

スイミングスクールのコーチも限られた時間で指導するために、練習メニューをより効率的にしていこう!

息継ぎのタイミングの練習では足の動きは無視する

効果|息継ぎのことだけに集中できる

平泳ぎにおいて一番難しいのは足です。

そのため平泳ぎが泳げるようになる6ステップでは、一番最初のステップで平泳ぎの足についてマスターすることを推奨しています。

たとえ足がマスターできて、次のステップに上がっても、平泳ぎの足ができなくなってしまったり、気にしすぎてしまう場合があります。

息継ぎにおいても例外ではないので、一旦平泳ぎの息継ぎの練習の時は平泳ぎの足は無視しましょう。

平泳ぎ太郎

息継ぎの練習やその次のステップと上がっていった時に、足や手もおさらいしてあげれば大丈夫!

教え方のポイント|手と足は別日で教える

スイミングスクールではなかなか難しいかもしれませんが、できれば手と足は別日で教えてあげると良いです。

なぜなら、1日1つのことをマスターすることで頭の中も整理でき、上達しやすくなるからです。

平泳ぎの手と足がしっかりとマスターすることができれば、平泳ぎの息継ぎはさほど難しくないです。

平泳ぎ太郎

平泳ぎの息継ぎをいかに簡単に、スムーズに教えてあげられるかは、手と足をどれだけしっかりとマスターできているかによるよ!

注意点|足の動きを完全にマスターしたことが前提

平泳ぎの息継ぎの練習において、足を無視することは、足の動きが完全にマスターできていることが大前提です。

平泳ぎの足が不完全なまま、息継ぎの練習をし始めると、効率も悪くなります。

平泳ぎ太郎

平泳ぎは一発合格させようとせずに、ゆっくりと丁寧に教えてください。親御さんもここで慌てずに見守ってあげよう!

まとめ|平泳ぎの息継ぎのコツをマスターしよう

平泳ぎの息継ぎは8個のコツをマスターすることで誰でも簡単に上手にできるようになります。

そのコツをマスターできるように、

をしっかりと理解しましょう。

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