
平泳ぎ太郎
■主な経歴
- 200m平泳ぎインターハイ優勝
- 全国大会メダル10個
- 全国大会決勝進出18回
\元平泳ぎ日本一に無料相談できる/
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- 「子どもが平泳ぎに進級したけど、なかなか上手くならない」
- 「平泳ぎの足についてはたくさん情報があるのに、手と足のタイミングについては情報が少ない」
- 「平泳ぎの手と足のタイミングはコーチから口頭で教わっただけだから、正しくできているか不安」
平泳ぎの手と足のタイミングは平泳ぎ初心者のつまづきポイントの1つです。
なぜなら平泳ぎは他の3種目とは手と足のタイミングが異なるからです。
この記事では200m平泳ぎ元インターハイ優勝者の平泳ぎ太郎が平泳ぎの手と足のタイミングをどこよりも分かりやすく解説します。
結論、平泳ぎの手と足のタイミングは手と足を別々に動かすことが重要です。
この記事を読むと以下の3つのことが得られます。
- 正しい平泳ぎの手と足のタイミングがわかる
- 正しい平泳ぎの手と足のタイミングになるためのコツがわかる
- 正しい平泳ぎの手と足のタイミングになるための練習方法がわかる
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平泳ぎの手と足のタイミング基礎知識



まずは平泳ぎの手と足のタイミングについて基礎知識を理解しましょう。基礎知識を理解することでコツや練習方法が効果的になります。
この章は以下の項目に分けて解説します。
正しい平泳ぎの手と足のタイミング
正しい平泳ぎの手と足のタイミングは『手と足は別々に動かす』です。
以下に正しい平泳ぎの手と足のタイミングをイラストでまとめました。



平泳ぎは蹴伸び姿勢(画像の姿勢)が基本姿勢です。手を動かし始めるタイミングは足が終わったあと(キックが終わったあと)です。そのため、必ずこの基本姿勢になる瞬間を作るようにしましょう。



手を動かし始めても足は決して動かさないでください。



ここで初めて足を動かします。



一番最初の基本姿勢に戻ります。手を動かし始めるタイミングは足が終わったあと(キックが終わったあと)です。そのため、必ずこの基本姿勢になる瞬間を作るようにしましょう。
正しい平泳ぎの手と足のタイミングは『手と足は別々に動かす』なので手と足がお互いに邪魔し合わないようにしましょう。
間違っている平泳ぎの手と足のタイミング
間違っている平泳ぎの手と足のタイミングで多いのは『手と足を同時に動かす』ということです。
手と足を同時に動かすタイミングはカエル泳ぎです。平泳ぎ初心者の人は『平泳ぎ=カエル泳ぎ』だと思っている人がいますが、平泳ぎはカエル泳ぎではありません。
以下にカエル泳ぎ(間違っている平泳ぎの手と足のタイミング)をイラストでまとめました。



カエル泳ぎの人は平泳ぎの基本姿勢である蹴伸び姿勢の瞬間がなく、手も足も同時に動かしてしまいます。



カエル泳ぎの人は手と足が同時に動いてこのような姿勢になります。
この姿勢になると体が沈みやすくなり、平泳ぎを泳ぐことが難しくなります。



カエル泳ぎの人は足が終わる前に手が動いてしまい、平泳ぎの基本姿勢である蹴伸び姿勢の瞬間がありません。
基本姿勢の瞬間がないと平泳ぎで前に進むことは難しくなります。
手と足を同時に動かすタイミングは間違っているので注意しましょう。
上級者と初心者の違い
平泳ぎ初心者の人の手と足のタイミングは前述の通り『手と足は別々に動かす』です。しかし、平泳ぎ上級者の手と足のタイミングは平泳ぎ初心者とは違い、平泳ぎ上級者は足を引きつけるスピードが速いので手と足を同時に動かします。



なぜなら、足を引きつけている時間(ひざを曲げている時間)をできる限り短くすることでブレーキがかかる時間を短くすることができるからです。



コツや練習方法などを理解するべき本当の理由
この記事では平泳ぎの手と足のタイミングのコツや練習方法などを解説していきますが、それらは平泳ぎの手と足のタイミングにおけるたった1つのことを達成するための手段でしかありません。
そのたった1つのことというのは『手と足を別々に動かす』です。このことを達成するためにコツや練習方法を解説するのであって、コツや練習方法をマスターするのが目的ではありません。
もっと深堀りすると平泳ぎを泳げるようになることが目的で、平泳ぎの正しい手と足のタイミングをマスターすることが目的ではありません。手段が目的にならないように注意しましょう。



平泳ぎの手と足のタイミングを間違えてしまう原因4選



平泳ぎの手と足のタイミングを間違えてしまう原因を知ることで正しい平泳ぎの手と足のタイミングをマスターするヒントになります。
この章は以下の項目に分けて解説します。
平泳ぎはカエル泳ぎだと勘違いしているから
前述の通り平泳ぎはカエル泳ぎではありません。そのため平泳ぎはカエル泳ぎだと勘違いしていると平泳ぎの手と足のタイミングを間違えてしまう原因になります。







カエル泳ぎはブレーキが多いから進まないよ!
クロールと背泳ぎを習った直後だから
クロールと背泳ぎは手と足を同時に動かします。クロールと背泳ぎを習った直後だと手と足を同時に動かすクセがついてしまっています。そのためクロールと背泳ぎを習った直後だと平泳ぎの手と足のタイミングを間違えてしまう原因になります。







スイミングスクールではクロール→背泳ぎ→平泳ぎと習うから平泳ぎを習う最初にクロールと背泳ぎとは違うということを教えてあげよう!
平泳ぎの中で一番進むタイミングを知らないから
平泳ぎの中で一番進むタイミングはキックの後です。平泳ぎは80%はキックで進む泳ぎ方と言われておりキックが一番進む力を生み出します。



一番進むタイミングで一番水の抵抗が少ない姿勢である平泳ぎの基本姿勢になることでキックで得た進む力を無駄遣いにしないということは平泳ぎ初心者の人でも直感的にわかります。しかし、肝心な『一番進むタイミング』を知らないことには『直感』で理解することができません。
そのため平泳ぎの中で一番進むタイミングを知らないと平泳ぎの手と足のタイミングを間違えてしまう原因となります。
息継ぎに気を取られてしまうから
泳げない人にとって息継ぎができない状況はとても不安です。そのため息継ぎができないと息継ぎに気を取られてしまい平泳ぎの手と足のタイミングを考える余裕はありません。
無意識で平泳ぎの手と足のタイミングをできるくらいの上級者でない限り、心の余裕を持つことは技術習得にとって大変重要です。







平泳ぎは考えることが多いから1つ1つの技術を無意識にできることが心の余裕につながるよ!
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平泳ぎの手と足のタイミングのコツ3選



平泳ぎの手と足のタイミングは平泳ぎ初心者の人がつまずきやすいポイントの1つです。そのためコツを理解して効率よく平泳ぎの手と足のタイミングをマスターする必要があります。
この章は以下の項目に分けて解説します。
平泳ぎはアクセルを2回踏むイメージをする
クロールと背泳ぎは手と足が常に同時に動いているので車に例えるとアクセルを常に踏んでいるイメージです。
平泳ぎは手で進むために1回アクセルを踏み、キックで進むために1回アクセルを踏むように2回アクセルを踏みます。
平泳ぎで手と足を同時に動かして2回踏むアクセルを無理矢理1回にするとお互いが邪魔し合ってアクセルを踏むことすらできなくなってしまいます。そのため正しい平泳ぎの手と足のタイミングをマスターするためには平泳ぎはアクセルを2回踏むイメージを持ちましょう。







アクセルを2回に分けて踏むことは燃費を悪くするので、速く泳ぐためにはできる限りアクセル1回にできるようにテクニックを磨いていくよ!でも初心者の人は、まずは『アクセル2回』だね!
キックのあとに蹴伸び姿勢をとる
キックのあとに蹴伸び姿勢をとることで足が動いている最中に手が動いてしまうことを防止できます。
平泳ぎ初心者の人は平泳ぎの中で一番進むタイミングはキックのあとということを知らないため、キックのあとに蹴伸び姿勢をせずに手を動かしてしまいます。平泳ぎの中で一番進むキックのあとに手を動かしてしまうとブレーキになってしまいます。
キックのあとに蹴伸び姿勢をとることで強制的に手を動かさない時間を作り出し、正しい平泳ぎの手と足のタイミングになります。



上級者のマネをしない
平泳ぎ上級者の手と足のタイミングは『手と足を同時に動かす』に対して、平泳ぎ初心者は『手と足を別々に動かす』と全く異なります。
平泳ぎ上級者は足を引きつけている時間(ひざを曲げている時間)をできる限り短くすることでブレーキがかかる時間を短くしようとします。しかし、そのためには足を引きつけるスピードが速くなくてはいけません。
平泳ぎ初心者の人は足を引きつけるスピードは速くないため上級者と同じように手と足を同時に動かすとブレーキになってしまいます。そのため平泳ぎ初心者の人は平泳ぎ上級者のマネをしないようにしましょう。



平泳ぎの手と足のタイミングの練習4選



平泳ぎの手と足のタイミングは効果的な練習を行うことで簡単にマスターできるようになります。家でできる練習方法もあるので自主練習するときにもオススメです。
この章は以下の項目に分けて解説します。
陸上で平泳ぎ
陸上で平泳ぎの練習をすることで
- 水に沈んでしまわないだろうかという『恐怖感』
- 息継ぎができかもしれないという『心配』
から解放された心に余裕をもった状態で平泳ぎの手と足のタイミングの練習をすることができます。心の余裕があれば正しい平泳ぎの手と足のタイミングを理解しやすくなります。
陸上で練習するため動画で撮影することができ、自分で自分の手と足タイミングを確認することもこの練習の良いところです。
練習方法は以下の通りです。



床が固い場合はタオルなど敷くようにしましょう。









平泳ぎの手だけで泳ぐ
平泳ぎの手と足のタイミングは『手と足は別々に動かす』なので足を動かさず手だけが動く瞬間があります。
クロールや背泳ぎでは手と足を同時に動かしていたので手だけを動かすという感覚を体が覚えていません。平泳ぎの手だけで泳ぐことで足を動かさずに手だけを動かす動きを体で覚えることができます。
練習方法は以下の通りです。






平泳ぎ初心者の人は足を動かさないと体が沈みやすいためコーチが足を持つようにしましょう。
親子で自主練習する場合などは腰にヘルパーと呼ばれる浮き輪のようなものをつけたり、プルブイと呼ばれる足を浮かせる道具を足に挟むようにして足が沈まないようにするとコーチがいなくても練習することができます。






平泳ぎの足だけで泳ぐ
平泳ぎの手と足のタイミングは『手と足は別々に動かす』なので手を動かさず足だけが動く瞬間があります。
クロールや背泳ぎでは手と足を同時に動かしていたので足だけを動かすという感覚を体が覚えていません。平泳ぎの足だけで泳ぐことで手を動かさずに足だけを動かす動きを体で覚えることができます。
練習方法は以下の通りです。



ビート板の端を持って顔を水につけることで平泳ぎの泳ぎに近い体の使い方ができて効果的です。



適宜息継ぎをするようにしましょう。
2回キック1回手で水をかく
『2回キックしてから1回手で水をかく』というように正しい平泳ぎよりもキックを1回増やすことで
- キックで進むという感覚を養える
- 足だけ動かす感覚を養える
という効果があり、正しい平泳ぎの手と足のタイミングをマスターしやすくなります。
この練習は少し難易度が高いのでビート板を使って、2回キックして1回息継ぎというようにしてみても良いです。
練習方法は以下の通りです。






ビート板なしでは体が沈んでしまう人はビート板を持っても良いです。






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手と足のタイミングの親でもできる教え方7選



平泳ぎの手と足のタイミングの教え方は以下の7つです。
親御さんがお子様に教えるときも、この方法で教えることができるので、ぜひ参考になさってください。




親御さんがお家で教えてあげることで予習となり、スイミングスクールでの練習がより効果的になるよ!
最初は陸上で練習する
最初から水中で練習するとタイミングを合わせるのは難しいです。
陸上での練習から始めることでコツもマスターしやすいです。
手と足は完全に別の動きと教えてあげる
クロールと背泳ぎは手と足は同時に動かしますが、平泳ぎは手と足は別々に動かします。
まずはそのことを教えてあげることで、クロールと背泳ぎとは動かし方が違うんだということを理解できます。




スイミングスクールではクロールと背泳ぎが泳げるようになってから平泳ぎを習い始めるから、特にこのことは教えてあげよう!
上級者の泳ぎを参考にさせない
平泳ぎは上級者と初心者とでは泳ぎ方に違いがあります。
そのため上級者の泳ぎを初心者に押し付けないように気をつけましょう。
アシスト付き平泳ぎの手の練習を多く行う
手の練習を多く行うことで手の意識が高まります。
平泳ぎは本来足で進む泳ぎ方ですが、手と足のタイミングという点では手を意識させてあげると上手くいきます。




足で進むということは、伝えた上でこの指導をしよう!
息継ぎをマスターさせてから手と足のタイミングを教える
息継ぎをマスターしていないと手と足のタイミングも上手くいきません。
スイミングスクールでは時間に限りがあるので、ほぼ同時進行になりますが、まずは息継ぎをマスターさせてから手と足のタイミングを教えましょう。
伸びを意識できるように手を引っ張ってあげる
平泳ぎ初心者ではキックの進む力はそれほど大きくないため、伸びの時にそれほど進みません。
そのため伸びの時間が少なくなり、手と足のタイミングがズレてしまいます。
伸びを意識できるように、手を引っ張って、進む力を大きくしてあげましょう。




伸びの時にたくさん進むと平泳ぎの進み方も身につくよ!
見本では極端に手と足を別で動かす
平泳ぎを指導する時に最初に見本を見せましょう。
その時に手と足は完全に別々で行いましょう。
指導する側は平泳ぎ上級者の人が多いので、初心者よりも足を動かすタイミングが早くなりますが、それを見本としないようにしましょう。
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平泳ぎの手と足のタイミングのまとめ



平泳ぎの手と足のタイミングは3個のコツをマスターすることで誰でも簡単に上手にできるようになります。
そのコツをマスターできるように、
をしっかりと理解しましょう。
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