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【平泳ぎでよく使う筋肉7選】家でできる鍛え方と筋肉痛の原因も徹底解説

この記事を書いている人

平泳ぎ太郎

■主な経歴

  • 200m平泳ぎインターハイ優勝
  • 全国大会メダル10個
  • 全国大会決勝進出18回
こんなことを思っていませんか?
  • 平泳ぎがもっと速くなるために鍛えるべき筋肉を知りたい」
  • 「コーチにもっと速くなるためには筋トレが必要と言われたけど、本当に必要なのかな?」
  • 平泳ぎ練習のあとによく筋肉痛になるけれども、泳ぎ方間違っているのかな?」

平泳ぎ使う筋肉を正しく鍛えることで今よりももっと速くなれます

泳ぎ方が間違っていると、本来、筋肉痛にならない場所筋肉痛になってしまいます。

  • 「とにかく筋トレをすれば、平泳ぎが速くなるだろう」
  • 「これまで筋トレをせずに速くなってきたから、筋トレは必要ないだろう」
  • 「使っているつもりはない筋肉が筋肉痛になるけど、気にしないでおこう」

と思って、平泳ぎで使う筋肉や鍛えるべき筋肉を知らずにいると、いつまでも速くなれません。

この記事では、

200m平泳ぎ元インターハイ優勝者の平泳ぎ太郎がどこよりも分かりやすく平泳ぎの筋肉について解説します。

この記事を読むと以下の3つのことがわかります。

  • 平泳ぎがもっと速くなるために鍛えるべき筋肉がわかる
  • 平泳ぎがもっと速くなるために、なぜ筋トレが必要なのかわかる
  • 筋肉痛になっている場所が正しい場所か、泳ぎ方が間違っていないのかわかる

この記事の結論とまとめは以下の通りです。

  • 平泳ぎで使う筋肉は7つでそれぞれ家で鍛えられる
  • 平泳ぎがもっと速くなるためには、筋肉を鍛えることが必要不可欠
  • 胸とすね筋肉痛になるなら泳ぎ方を見直してみよう
平泳ぎ太郎

平泳ぎがもっと速くなりたい人は必見!

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

目次

平泳ぎでよく使う筋肉7選と速くなるための鍛え方

平泳ぎは全身運動なので人間の体すべての筋肉を使います。

その中でもよく使う筋肉は以下の7つです。

それぞれの筋肉について以下の4つに分けて詳しく解説します。

  • 筋肉の場所
  • 平泳ぎでいつ使うか
  • 鍛えるメリット
  • 家でできる鍛え方
平泳ぎ太郎

各筋肉を効果的に鍛えて、ライバルに差をつけよう!

広背筋(こうはいきん)

広背筋の場所|背中の下部から脇の下

広背筋は、背中の下部から脇の下にかけて広がる大きな筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 高い場所にある荷物を降ろすときの動作
  • 物を自分側に腕で引き寄せる動作
  • 懸垂(けんすい)など腕で体を持ち上げる動作

広背筋を平泳ぎでいつ使うか|手を広げたとき

広背筋は、平泳ぎでは手を広げたときに使う筋肉です。

ほとんどの人は平泳ぎで手を広げるときに、三角筋を使って手を広げています。

なぜなら、三角筋の方が日常的に使う筋肉なので、動かしやすいからです。

全く広背筋を使えていない人はいませんが、もっと使えるようになりましょう。

広背筋を鍛えるメリット|レース後半で疲れにくくなる

広背筋を鍛えることで、動かし方がわかり、広背筋で手を広げられるようになります。

広背筋で手を広げられるようになると、

  • 三角筋に比べて大きな筋肉なのでレース後半で疲れにくい
  • 三角筋に比べて大きな筋肉なので大きな力を出せる
  • 大きく手を広げられるので、水を多くかける

というメリットがあり、鍛えることでこのメリットが最大限に発揮されます。

一方で、三角筋を使って手を広げると

  • 広背筋に比べて小さな筋肉なのでレース後半で疲れやすい
  • 広背筋に比べて小さな筋肉なので大きな力を出せない
  • 大きく手を広げられないので、水を多くかけない

というデメリットがあるので、広背筋を鍛えるようにしましょう。

家でできる広背筋の鍛え方|バックスクイーズ

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
うつ伏せに寝て、上半身を起こす

上半身は常に起こしたままにしましょう。

STEP
ひじを曲げて、肩甲骨を寄せるようにひじを引く

ひじを引くときに目線を前に向けるように意識しましょう。

STEP
手を前に出す

ひじで円を描くように動かしてリズム良く動かしましょう。

大胸筋(だいきょうきん)

大胸筋の場所|胸の前面

大胸筋は、胸の前面にある大きな筋肉で、左右対称に胸骨(胸の中央)から肩にかけて広がっています。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 荷物を持ち上げて胸元に抱えるときの動作
  • ベッドから体を起こすときに腕で押すときの動作
  • 腕立て伏せのような動作高い場所にある荷物を降ろすときの動作

平泳ぎで大胸筋をいつ使うか|脇を締めるとき

大胸筋は、平泳ぎでは脇を締めるときに使う筋肉です。

平泳ぎの手のかきは以下の4ステップに分かれています。

  • 手のひらを外側に向けて手を広げる
  • ひじを曲げる
  • 脇を締める
  • 手を前に伸ばす

このときの、「①手のひらを外側に向けて手を広げる」「②ひじを曲げる」で掴んだ水を、「③脇を締める」のときに大胸筋を使って水を押して体を持ち上げます。

正しい平泳ぎの手の動かし方4ステップについては以下の記事をご覧ください。

大胸筋を鍛えるメリット|楽に上半身を持ち上げられる

大胸筋を鍛えることで、楽に上半身を持ち上げられるようになります。

楽に上半身を持ち上げられるようになると、以下のような2つのメリットがあります。

  • 上腕二頭筋など小さな筋肉を使わずに済むので、レース後半まで疲れにくくなる
  • 顔を水につけるときに、より高いところから上半身を水中に入れられるので、キックで前に進みやすくなる

家でできる大胸筋の鍛え方|サイドプッシュアップ

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
横向きに寝る
STEP
ひざを軽く曲げる
STEP
上側の手を体の前に、下側の手を上の脇腹に
STEP
手で床を押して上半身を起こす

ひじの曲げ伸ばしで上半身を起こすイメージでやるとやりやすいです。

ひじを曲げたときに下側の肩が床につかないようにすると効果的に鍛えられます。

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

大臀筋(だいでんきん)

大臀筋の場所|おしり周り

大臀筋(だいでんきん)はおしりに位置する大きな筋肉で、人体で最も強力な筋肉のひとつです。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 椅子や床から立ち上がるときの動作
  • 歩くときに足を後方に蹴り出す動作
  • しゃがんで重い物を持ち上げる際、股関節を伸ばして立ち上がる動作

平泳ぎで大臀筋をいつ使うか|足を閉じたとき

大臀筋は、平泳ぎでは足を閉じたときに使う筋肉です。

平泳ぎの足の動かし方は以下の4ステップに分かれています。

  • ひざを肩幅に広げる
  • ひざと足首を曲げて、両足の指先を外側に向ける
  • 両足の裏で水を蹴る
  • 両足を閉じる

このときの、「③両足の裏で水を蹴る」でキックした水を、「④両足を閉じる」ときは、後述する「内転筋」などを使いますが、その後に足を固定させ姿勢を安定させるために大臀筋を使います。

正しい平泳ぎの足の動かし方4ステップについては以下の記事をご覧ください。

大臀筋を鍛えるメリット|姿勢が安定する

大臀筋を鍛えることで、姿勢が安定します。

姿勢が安定すると以下のようなメリットがあります。

  • キックのあとの伸びているときに水の抵抗が少ない姿勢になり、効率的に進める平泳ぎになる
  • キックのあとの伸びているときに、大臀筋だけを使って姿勢を安定させるので、レース後半で疲れにくくなる

家でできる大臀筋の鍛え方|ヒップリフト

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
ひざを曲げてあお向けに寝る

「かかと」と「おしり」をできるだけ近づけましょう。

STEP
両手を伸ばして体を支えて、おしりを持ち上げる

ひざから肩までが真っ直ぐになるように、おしりを持ち上げましょう。

前脛骨筋(ぜんけいこつきん)

前脛骨筋の場所|すねの前側

前脛骨筋(ぜんけいこつきん)は、すねの前側にある筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 歩いていて、足を前に出した際に、つま先が地面につかないように上げる動作
  • 自転車に乗っていて、ペダルを上に引き上げる動作
  • 不安定な地面を歩く際や、急な方向転換で体のバランスを保つ動作

平泳ぎで前脛骨筋をいつ使うか|足首を曲げるとき

前脛骨筋は、平泳ぎでは足首を曲げたときに使う筋肉です。

平泳ぎの足の動かし方は以下の4ステップに分かれています。

  • ひざを肩幅に広げる
  • ひざと足首を曲げて、両足の指先を外側に向ける
  • 両足の裏で水を蹴る
  • 両足を閉じる

このときの、「②ひざと足首を曲げて、両足の指先を外側に向ける」のときに前脛骨筋を使います。

前脛骨筋を使って、足首を曲げるだけでなく、足首を固定するためにも使います。

足首を固定できていないと以下の2つのデメリットがあります。

  • あおり足になってしまう
  • キックした瞬間に足首が動いてしまい、多くの水をキックできなくなる

あおり足については以下の記事をご覧ください。

前脛骨筋を鍛えるメリット|キックの空振りが減る

前脛骨筋を鍛えることで、キックの空振りが減ります。

キックの空振りが減ると以下のようなメリットがあります。

  • 毎ストロークごとに確実に水を蹴られるので、無駄なく泳ぐことができる
  • レース後半でもキックは確実にできるので、疲れていても前に進みやすくなる

家でできる前脛骨筋の鍛え方|ワイドスクワット+カーフレイズ

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
つま先とひざを外側へ向ける
STEP
足を肩幅よりも広めに開く
STEP
上半身を起こしたまま、しゃがむ

目線は前を向きましょう。

STEP
立ち上がると同時につま先立ちになる

足の指に重心を乗せましょう。

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

大腿四頭筋(だいたいしとうきん)

大腿四頭筋の場所|太ももの前側

大腿四頭筋(大腿四頭筋)は、太ももの前側にある筋肉です。

以下の4つの筋肉から構成されています。

  • 大腿直筋(だいたいちょっきん):太ももの中央を走り、骨盤から膝にかけて伸びています。
  • 外側広筋(がいそくこうきん):太ももの外側に位置する筋肉。
  • 内側広筋(ないそくこうきん):太ももの内側に位置する筋肉。
  • 中間広筋(ちゅうかんこうきん):大腿直筋の下に隠れている筋肉。
日常生活でこんな動作に使っている
  • 歩いていて、一歩踏み出す際に、膝を伸ばして身体を前に進める動作
  • 立ち上がる時に膝を伸ばして体重を支える動作
  • ひざを力強く伸ばし、地面を蹴る動作

平泳ぎで大腿四頭筋をいつ使うか|キックする瞬間

大腿四頭筋は、平泳ぎではキックする瞬間に使う筋肉です。

平泳ぎの足の動かし方は以下の4ステップに分かれています。

  • ひざを肩幅に広げる
  • ひざと足首を曲げて、両足の指先を外側に向ける
  • 両足の裏で水を蹴る
  • 両足を閉じる

このときの、「③両足の裏で水を蹴る」のときに大腿四頭筋を使います。

キックをする瞬間には、大きな力で水をキックすればするほど、進む力が大きくなります。

進む力が大きくなると、その分前に速く進むことができます。

そのため、大きな筋肉である大腿四頭筋をキックする瞬間に使いましょう。

正しい平泳ぎの足の動かし方4ステップについては以下の記事をご覧ください。

大腿四頭筋を鍛えるメリット|大きな力でキックできる

大腿四頭筋を鍛えることで、大きな力でキックすることができるようになります。

大きな力でキックできるようになるとと以下のようなメリットがあります。

  • 進む速さが速くなり、泳ぐスピードも速くなる
  • 1ストロークの進む距離が長くなり、レースでストローク数が減り、レース後半で疲れにくくなる

家でできる大腿四頭筋の鍛え方|ニーリングスクワット

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
ひざ立ちになる
STEP
上半身を後ろに倒す

上半身を真っ直ぐ保ちましょう。

内転筋(ないてんきん)

内転筋の場所|太ももの内側

内転筋(ないてんきん)は、太ももの内側にある筋肉です。

以下の5つの筋肉から構成されています。

  • 大内転筋(だいないてんきん)
  • 長内転筋(ちょうないてんきん)
  • 短内転筋(たんないてんきん)
  • 恥骨筋(ちこつきん)
  • 薄筋(はっきん)
日常生活でこんな動作に使っている
  • 歩くときに脚をまっすぐに保ち、バランスをとる動作
  • 座った状態から立ち上がるとき、両脚を閉じた状態で安定させる動作
  • 座ったときに脚を閉じておくことで、体幹の安定や姿勢保持する動作

平泳ぎで内転筋をいつ使うか|キックしている最中

内転筋は、平泳ぎではキックしている最中に使う筋肉です。

平泳ぎの足の動かし方は以下の4ステップに分かれています。

  • ひざを肩幅に広げる
  • ひざと足首を曲げて、両足の指先を外側に向ける
  • 両足の裏で水を蹴る
  • 両足を閉じる

このときの、「③両足の裏で水を蹴る」「④両足を閉じる」の間のときに内転筋を使います。

日常生活では、足を閉じて座らなければいけない状況のときに、内転筋をよく使います。

それ以外では使う場面が少ないので、平泳ぎを泳いでいるときは意識して内転筋を使うようにしましょう。

正しい平泳ぎの足の動かし方4ステップについては以下の記事をご覧ください。

内転筋を鍛えるメリット|足で水(壁)を”押し込む”ことができる

内転筋を鍛えることで、足で水を”押し込む”ことができるようになります。

平泳ぎが上達して、試合に出場するレベルになると、水を蹴る瞬間に蹴る水が重く感じ、まるで壁を蹴る瞬間のように感じます。

なぜなら、足の動かし方が上手になり、蹴る瞬間に多くの水を足で”キャッチ”できるようになったからです。

しかし、内転筋が鍛えられていないと、壁を強く蹴ることができずに弱いキックになってしまいます。

内転筋が鍛えらていれば、水(壁)を押し込むように強くキックすることができます。

家でできる内転筋の鍛え方|アダクション

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
横向きに寝て下側のひじを床について体を支える
STEP
上側のひざを曲げて足の裏で体を支える
STEP
下側の足を伸ばして上下に動かす

くるぶしの内側を持ち上げるようにすると効率的です。

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

下腿三頭筋(かたいさんとうきん)

下腿三頭筋の場所|ふくらはぎ

下腿三頭筋(かたいさんとうきん)は、ふくらはぎある筋肉です。

以下の2つの筋肉から構成されています。

  • 腓腹筋(ひふくきん):ふくらはぎの表面にあり、2つの頭(内側頭と外側頭)を持つ筋肉です。膝の上からアキレス腱に繋がります。
  • ヒラメ筋(ひらめきん):腓腹筋の下に位置し、より深い場所にある筋肉です。脛骨(けいこつ)から始まり、アキレス腱と繋がります。
日常生活でこんな動作に使っている
  • 歩くときに足を後ろに蹴り出す動作
  • 階段の上り下りで足を持ち上げるときや踏み込む動作
  • 自転車でペダルを下に押し込む動作

平泳ぎで下腿三頭筋をいつ使うか|キックが終わる直前

下腿三頭筋は、平泳ぎではキックが終わる直前に使う筋肉です。

平泳ぎの足の動かし方は以下の4ステップに分かれています。

  • ひざを肩幅に広げる
  • ひざと足首を曲げて、両足の指先を外側に向ける
  • 両足の裏で水を蹴る
  • 両足を閉じる

このときの、④両足を閉じる」の直前のときに下腿三頭筋を使います。

より強い平泳ぎのキックをする場合は、足を閉じる最後まで水を蹴り続ける必要があります。

例えば、サッカーでボールを蹴った瞬間(ボールに足が当たった瞬間)に蹴るのをやめてしまうと強いシュートが打てません。強いシュートを打つためには、ボールを蹴った瞬間以降も最後まで蹴り続ける必要があります。

それと同じことが平泳ぎのキックにも言えます。最後まで水を蹴り続けるために、下腿三頭筋を使いましょう。

正しい平泳ぎの足の動かし方4ステップについては以下の記事をご覧ください。

下腿三頭筋を鍛えるメリット|キックで進む距離が長くなる

下腿三頭筋を鍛えることで、キックで進む距離が長くなります。

平泳ぎのキックで進む距離を長くするためには、主に以下の3つの方法があります。

  • 水を蹴る瞬間の力を強くする
  • 多くの水を蹴られるようにテクニックを磨く
  • キックの最後まで水を蹴り続ける

下腿三頭筋を鍛えることで「キックの最後まで水を蹴り続ける」ことが可能になり、下腿三頭筋の力がが大きくなればなるほど、キックで進む距離が長くなります。

キックで進む距離が長くなると以下の2つのメリットがあるので、下腿三頭筋を鍛えましょう。

家でできる下腿三頭筋の鍛え方|カーフレイズ

このトレーニングは「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

STEP
段差に足の前側を乗せる
STEP
姿勢をまっすぐにして目線を前に向ける
STEP
かかとを上下に動かす

かかとを持ち上げたら、高さを少しキープすると効果的です。

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

平泳ぎで使うその他の筋肉14選

平泳ぎで使う筋肉は「平泳ぎでよく使う筋肉7選と速くなるための鍛え方」以外にも14個あります。

解説する筋肉は以下の14個です。

この章で紹介する鍛え方は「前田のまいにちセルフケア」さんの動画を参考にしています。

この鍛え方以外にも家でできる鍛え方を紹介しているので、ぜひご覧ください。

平泳ぎ太郎

よく使う筋肉以外にも鍛えることで、よりライバルに差をつけられるよ!

棘上筋(きょくじょうきん)

棘上筋の場所|肩甲骨の上部

棘上筋は、肩甲骨の上部に位置する筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 腕を上げる動作
  • 荷物を頭上に持ち上げる動作
  • 肩を回す動作

平泳ぎで棘上筋をいつ使うのか|手を広げたとき

棘上筋は、平泳ぎでは手を広げたときに使う筋肉です。

家でできる棘上筋の鍛え方|シュラッグ

上腕二頭筋(じょうわんにとうきん)

上腕二頭筋の場所|上腕の前面

上腕二頭筋は、腕の前面、肩から肘にかけて存在する筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 荷物を持ち上げる動作
  • 扉を引く動作
  • ペットボトルのふたを開ける動作

平泳ぎで上腕二頭筋をいつ使うか|ひじを曲げるとき

上腕二頭筋は、平泳ぎではひじを曲げるときに使う筋肉です。

家でできる上腕二頭筋の鍛え方|ダンベルカール

ダンベルが家にない場合は、ペットボトルで代用しましょう。

上腕筋(じょうわんきん)

上腕筋の場所|上腕の内側

上腕筋は腕の内側、上腕二頭筋の下に位置する筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 重い物を持ち上げる動作
  • 肘を曲げる動作
  • 扉を引く動作

平泳ぎで上腕筋をいつ使うか|ひじを曲げるとき

上腕筋は、平泳ぎではひじを曲げたときに使う筋肉です。

家でできる上腕筋の鍛え方|ナロープッシュアップ

肘筋(ちゅうきん)

肘筋の場所|ひじの後ろ側

肘筋は、ひじの後ろ側に位置する筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 物を押す動作
  • 手を伸ばす動作
  • 荷物を支える動作

平泳ぎで肘筋をいつ使うのか|ひじを曲げるとき

肘筋は、平泳ぎではひじを曲げるときに使う筋肉です。

家でできる肘筋の鍛え方|プランクプッシュアップ

三角筋(さんかくきん)

三角筋の場所|肩の外側

三角筋は、肩の外側を覆う筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 腕を横に広げる動作
  • 荷物を持ち上げる動作
  • 高い場所の物を取る動作

平泳ぎで三角筋をいつ使うか|ひじを曲げるとき

三角筋は、平泳ぎではひじを曲げるときに使う筋肉です。

家でできる三角筋の鍛え方|サイドレイズ

腕橈骨筋(わんとうこつきん)

腕橈骨筋の場所|前腕の外側

腕橈骨筋は、前腕の外側、肘から手首にかけての筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 手首をひねる動作
  • スポーツでラケットやバットを握る動作
  • ドアノブを回す動作

平泳ぎで腕橈骨筋をいつ使うか|脇を締めるとき

腕橈骨筋は、平泳ぎでは脇を締めるときに使う筋肉です。

家でできる腕橈骨筋の鍛え方|スピネイト

僧帽筋(そうぼうきん)

僧帽筋の場所|首から肩甲骨

僧帽筋は、 首から肩甲骨、背中に広がる大きな筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 荷物を持ち上げる動作
  • 肩をすくめる動作
  • 姿勢を維持する動作

平泳ぎで僧帽筋をいつ使うか|脇を締めるとき

僧帽筋は、平泳ぎでは脇を締めるときに使う筋肉です。

家でできる僧帽筋の鍛え方|アームサークル

腓骨筋(ひこつきん)

腓骨筋の場所|ふくらはぎの外側

腓骨筋は、ふくらはぎの外側、腓骨に沿った筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • つま先を引き上げる動作
  • つま先立ちする動作
  • 歩行時に足を外側に保つ動作

平泳ぎで腓骨筋をいつ使うのか|キックする瞬間

腓骨筋は、平泳ぎではキックする瞬間に使う筋肉です。

家でできる腓骨筋の鍛え方|両足ジャンプ

ハムストリングス(はむすとりんぐす)

ハムストリングスの場所|太ももの後ろ側

ハムストリングスは、太ももの後ろ側に位置する筋肉群です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 歩いたり走ったりする動作
  • しゃがむ動作
  • 重い物を持ち上げる動作

平泳ぎでハムストリングスをいつ使うのか|足を引きつけるとき

ハムストリングスは、平泳ぎでは足を引きつけるときに使う筋肉です。

家でできるハムストリングスの鍛え方|ヒップリフト

縫工筋(ほうこうきん)

縫工筋の場所|太ももの前側

縫工筋は、 太ももの前側、腰から膝にかけて斜めに走る筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 足を組む動作
  • しゃがんだり、立ち上がる動作
  • 足を引き寄せる動作

平泳ぎで縫工筋をいつ使うのか|足を引きつけるとき

縫工筋は、平泳ぎでは足を引きつけるときに使う筋肉です。

家でできる縫工筋の鍛え方|サイドブリッジ

長趾屈筋(ちょうしくっきん)

長趾屈筋の場所|ふくらはぎの内側

長趾屈筋は、足の後側、ふくらはぎの内側に位置し、指に伸びる筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 足の指を使って物をつかむ動作
  • つま先立ちの動作
  • 階段の上り下りの動作

平泳ぎで長趾屈筋をいつ使うのか|キックが終わる直前

長趾屈筋は、平泳ぎではキックが終わる直前に使う筋肉です。

家でできる長趾屈筋の鍛え方|両足カーフレイズ

短腓骨筋(たんひこつきん)

短腓骨筋の場所|ふくらはぎの外側

短腓骨筋は、ふくらはぎの外側、腓骨の下半分にある筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 足首を外側に動かす動作
  • 横歩きをする動作
  • 体重を片足にかける動作

平泳ぎで短腓骨筋をいつ使うのか|キックする瞬間

短腓骨筋は、平泳ぎではキックする瞬間に使う筋肉です。

家でできる短腓骨筋の鍛え方|ひざ曲げカーフレイズ

腹直筋(ふくちょくきん)

腹直筋の場所|お腹の前側

腹直筋は、お腹の前側に位置する筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 体を起こす動作
  • 姿勢を維持する動作
  • 呼吸で体幹を安定させる動作

平泳ぎで腹直筋をいつ使うのか|ストリームライン姿勢のとき

腹直筋は、平泳ぎではストリームライン姿勢のときに使う筋肉です。

家でできる腹直筋の鍛え方|クランチ

腹斜筋(ふくしゃきん)

腹斜筋の場所|お腹の側面

腹斜筋は、お腹の側面に位置する筋肉です。

日常生活でこんな動作に使っている
  • 体をひねる動作
  • 体幹を安定させる動作
  • 姿勢の動作

平泳ぎで腹斜筋をいつ使うのか|ストリームライン姿勢のとき

腹斜筋は、平泳ぎではストリームライン姿勢のときに使う筋肉です。

家でできる腹斜筋の鍛え方|ワイパー

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

平泳ぎが速くなるために泳ぐ以外で筋肉を鍛えるべき3つの理由

選手クラスに入ると泳ぐ距離も長くなり、急速にベストタイムが更新されます。

大人スイマーの方も、プールで自主練習をしていくうちに、若いときのタイムに近づいていきます。

そんなときに、コーチや仲間に「もっと速くなりたいなら、筋肉を鍛えたらどうか」とアドバイスされることがあるでしょう。

しかし、

  • 「今まで泳ぐだけで筋肉が鍛えられていて、ベストタイムも更新できていたから、水泳以外で筋肉を鍛える必要はないんじゃないか」
  • 「成長期に筋肉を鍛えると身長が伸びないと聞いたことがあるから、筋肉を鍛えたくない」
  • 「歳をとった今さら筋肉を鍛えても意味ないだろう」

と思っていませんか?

上記のような疑問や不安などは誰しもが思うことです。

その疑問や不安を解消するべく、この章では「平泳ぎが速くなるために泳ぐ以外に筋肉を鍛えるべき3つの理由」として、

を解説します。

泳ぐだけでは筋肉を鍛えるのに限界があるから

選手クラスに入るなど1回の練習で泳ぐ距離が長くなると、レースのタイムが速くなります。

なぜなら、

  • 泳ぐ体力がついて、レース後半でも疲れにくくなるから
  • 泳ぐテクニックが磨かれて、泳ぐスピードが速くなるから
  • 泳いでいる間に筋肉が鍛えられて、より強く水をかいたり、蹴ったりできているから

です。

「①泳ぐ体力がついて、レース後半でも疲れにくくなるから」と「②泳ぐテクニックが磨かれて、泳ぐスピードが速くなるから」は、トップスイマーになるまで泳ぐだけでもレベルアップできる項目です。

しかし、「③泳いでいる間に筋肉が鍛えられて、より強く水をかいたり、蹴ったりできているから」については、泳ぐだけではレベルアップに限界があります。

なぜなら、筋肉が鍛えるためには筋肉に高い負荷をかける必要があるからです。

泳ぐだけで筋肉に高い負荷をかけらていたのは、水をかいたり、蹴ったりすることが高い負荷だったからです。

例えば以下のようなことイメージしてください。

泳ぐだけで筋肉を鍛えることができないのであれば、水泳以外で筋肉を鍛える必要があります。

筋肉を鍛えて身長が伸びない医学的根拠はないから

「筋肉を鍛えると身長が伸びない」とよく耳にします。しかし、医学的根拠はありません。

参考:非営利活動法人 日本ストレングス&コンディショニング協会「青少年のレジスタンストレーニング:NSCAポジションステイトメント最新版」

むしろ、骨密度が高くなるなど、メリットが多いです。

そのため、今よりも平泳ぎが速くなりたいのであれば、身長の成長は気にせずに、筋肉を鍛えましょう。

しかし、特に小学生から中学生のころは、過度に筋肉を鍛えることは避けましょう。

男子なら13歳、女子なら11歳になるまでは、自分の体重だけを使って筋肉を鍛えましょう。

それ以降は自分の体重以上に重りを持ったりして筋肉を鍛えましょう。

参考:公益財団法人日本バスケットボール協会「中学校部活動におけるバスケットボール指導の手引き」

使える筋肉を増やさなくてはいけないから

平泳ぎが速くなるためには使える筋肉を増やさないといけません。

なぜなら、

  • 人間は使いやすい筋肉だけを使って体を動かすので、人間の体になる筋肉を十分に使わずに、人間本来の力を発揮できないから
  • 使いやすい小さな筋肉ばかり使っていては、大きな力が出せなかったり、レース後半で疲れやすくなるから
  • 決まった筋肉ばかり使っていると、その筋肉ばかりに負担がかかり、ケガしやすくなるから

です。

使える筋肉を増やすためには

  • テクニックを磨いて、今まで使っていなかった筋肉を使えるようにする
  • ストレッチなどで体を柔らかくして、体を動かせる範囲を広くする
  • 今まで使っていなかった筋肉を鍛えて、使えるようにする

があります。

「①テクニックを磨いて、今まで使っていなかった筋肉を使えるようにする」は泳ぐことで、

「②ストレッチなどで体を柔らかくして、体を動かせる範囲を広くする」はストレッチで、

レベルアップすることができます。

しかし、

「③今まで使っていなかった筋肉を鍛えて、使えるようにする」

は、泳ぐ以外でレベルアップすることが必要不可欠です。

そのため、平泳ぎが速くなるために泳ぐ以外で筋肉を鍛えるべきです。

\平泳ぎが速くなりたい人必見/

平泳ぎでよく筋肉痛になる3つの場所と原因

練習で長い距離を泳ぐと筋肉痛になることがあります。筋肉痛は筋肉が傷ついている証拠です。

人間の体のは傷ついた筋肉を修復しようとして、より大きな筋肉をつけようとします。

そのため、筋肉痛が起きているとその部分の筋肉が鍛えられているということになります。

参考:第一三共ヘルスケア くすりと健康の情報局「筋肉痛の原因」

平泳ぎを泳いだ翌日など筋肉痛になったときに、

  • たまに○○が筋肉痛になるけど、なぜだろうか?
  • 使っているつもりのない場所が筋肉痛になるけど泳ぎ方が間違っているのか?
  • 正しい平泳ぎをしていたら、どこが筋肉痛になるのか知りたい

と思うことがあります。

その不安や悩みを解決するために「平泳ぎでよく筋肉痛になる3つの場所と原因」として

を解説します。

平泳ぎでよく筋肉痛になる場所|胸

平泳ぎでよく筋肉痛になる場所として、「胸」があります。

筋肉痛になる原因は、平泳ぎで水をかくときに「大胸筋(だいきょうきん)」と呼ばれる筋肉を使っているからです。

しかし、平泳ぎで大胸筋が筋肉痛になる場合には、泳ぎ方を見直す必要があります。

平泳ぎで水をかくときに大胸筋も使いますが、主に使わなければいけない筋肉「広背筋(こうはいきん)」です。

広背筋は大胸筋よりも大きな筋肉なので、大きな力を出しやすく、レース後半でも疲れにくいからです。

正しく水をかけていれば「広背筋」が筋肉痛になるので、泳ぎ方を見直しましょう。

平泳ぎの手動かし方については以下の記事で詳しく解説しています。

平泳ぎでよく筋肉痛になる場所|股の内側

平泳ぎをたくさん泳ぐと、股の内側が痛くなることがあります。

実は、股の内側が痛くなる場合は股関節が痛くなっているのです。

平泳ぎの股関節が痛くなる原因は筋肉の疲労です。

平泳ぎは太ももの内側と外側の筋肉がよく疲労します。

太ももの内側と外側の筋肉をマッサージしたりストレッチすることで筋肉疲労がとれて、股の内側の痛みも和らぎます。

参考:HK LABO「平泳ぎの股関節痛でお悩みの方へ。」

平泳ぎ太郎

泳ぎ方が間違っているわけではないから、安心してね!

「太もものストレッチ」「内もものストレッチ」は前田のまいにちセルフケアさんで紹介されているストレッチがおすすめです。

平泳ぎでよく筋肉痛になる場所|すね

平泳ぎでよく筋肉痛になる場所で「すね」があります。

平泳ぎのキックで足を閉じる直前に「前脛骨筋(ぜんけいこつきん)」という筋肉を使います。

そのときに力が入り過ぎていると筋肉痛になる原因となります。

足首を曲げたあとは、「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」「内転筋(ないてんきん)」などの足の付け根周辺の筋肉を意識して使うようにしましょう。

そのため、すねが筋肉痛になる場合は平泳ぎの足の動かし方を見直しましょう。

平泳ぎの足の動かし方は以下の記事で詳しく解説しています。

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水泳と筋肉についての基礎知識

水泳で期待できる筋肉への効果

水泳は全身の筋肉を無理なく鍛えることができるスポーツです。

水泳は水中で行うスポーツなので、プールに入ることが前提となります。

プールに入ると、水圧が全身に負荷をかけて、全身の筋肉を鍛えることができます。

水の中なので重力が比較的かかりにくく、痛めている箇所や関節に優しく運動できることで無理なく筋肉を鍛えることもできます。

そのため、プールでウォーキングすることは陸上でウォーキングするよりも、負荷を全身にかけることができ、効果的です。

水圧の効果に加えて、水をかいたり蹴ったりすることの筋肉への負荷を得られるため、水泳はまさに筋肉を鍛えるにはもってこいのスポーツといえます。

平泳ぎ太郎

老若男女全ての人が体を鍛えられるスポーツ、それが水泳!

水泳で筋肉は鍛えられるのか

水泳は筋肉を鍛えることができます。

前項の通り、水圧の影響で全身の筋肉に負荷をかけることができ、筋肉を鍛えることができます。

水圧以外にも、例えば平泳ぎで水をかくときには、腕、胸、肩、背中の筋肉を使い、上級者になれば、普段使わないような筋肉まで使うことになり、筋肉を鍛えることができます。

水をかくとき、蹴るときの負荷は想像するよりも多く、上級者であれば、重い物を後方に手で押し出したり、壁を蹴るような感覚があります。

初心者で泳げないとしても、水をかこう、蹴ろうとする動きが筋肉への負荷となり、翌日には全身筋肉痛というのも珍しくありません。

平泳ぎ太郎

水泳でしか鍛えられない筋肉もあるから、体への刺激は抜群だね!

水泳で筋肉を鍛えることが良い理由

水泳で筋肉を鍛えることは体への負荷が少なく怪我をしにくいという点で良いと言われています。

ここでいう体への負荷というのは筋肉への負荷、鍛えられるという意味ではなく、鍛えること以外での体への負荷のことを指します。

例えば、肩の筋肉を鍛えたい場合、水泳以外では重いものを持ち上げたり、担いだりすることで鍛えます。

正しく行うことができれば問題ありませんが、重い物を持ち上げたときに無理に持ち上げようとして、筋肉に負荷がかかりすぎて怪我をしてしまう場合もあります。

その点、水泳は怪我をするほどの負荷は筋肉にかかりません。

厳密に言えば、何度も繰り返し動かすことで慢性的な怪我は起こり得ますが、それはトップアスリートや、競技者レベルでの話です。

そのため。水泳で体を鍛えるときには、怪我は限りなくゼロに近いといえます。

平泳ぎ太郎

北島康介選手はよく肉離れしていたね!
あれは、驚異的なキックの技術のおかげで足への負担が凄まじいからなんだ!競技者レベルでなければ肉離れなんて、なかなか起きないよ!

水泳だけしていれば筋肉が鍛えられて速くなれるのか

水泳だけでも筋肉は鍛えられます。

しかし、それだけでは速くはなれません。

なぜなら、水泳だけの筋肉への負荷には限界があるからです。

例えば、水をかくというのは確かに負荷はかかりますが、50Kgの物を持ち上げるときの筋肉への負荷とは比べものになりません。

水泳だけの筋肉への負荷以上に負荷をかけることで、より強く水をかけたり、蹴ったりすることが可能になり、結果的に速く泳ぐことができます。

そのため、次項で平泳ぎのよく使う筋肉とそのトレーニング方法を紹介しますので、実践して、今よりも平泳ぎで使う筋肉を効果的に鍛えるようにしてください。

そうすれば、今よりも平泳ぎが速くなります。

平泳ぎ太郎

使う筋肉を的確に鍛えて、遠回りせずに速くなろう!

水泳で筋肉は大きくならない

水泳は筋肉を大きくすることには不向きです。

なぜなら筋肉を大きくするトレーニングと水泳のトレーニングは種類が違うからです。

筋肉を鍛えるときは、筋肉を大きくするトレーニングと、筋繊維が活性化させるトレーニングとで2種類あります。

筋肉を大きくするためには筋肉への負荷をかけ続ける運動が適しています。

例えば、懸垂をしたときに素早く下ろすのではなく、ゆっくりと下ろすことが負荷をかけ続けるということです。

水泳は負荷をかけ続ける運動ではないため、筋肉は大きくなりにくいです。

継続して運動をしているので負荷をかけ続けられているとイメージされます。

しかし、例えば水をかく瞬間は腕に負荷がかかりますが、そのあとは大きな負荷はかかりません。

そのため水泳は筋肉を大きくすることには不向きなのです。

そもそも水泳において筋肉を大きくすることは水の抵抗を多くするデメリットを抱えてしまうので、筋肉をなるべく大きくしないトレーニングをすることが適切です。

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平泳ぎの筋肉以外の体への効果

平泳ぎによるアンチエイジング効果

平泳ぎはアンチエイジングに効果があると言われています。

なぜなら、他の運動に比べて水泳は上半身をを鍛えることができ、特に平泳ぎはバランスよく全身を鍛えることができるからです。

中高年になると、腕が上がらないといった症状に悩まされます。

腕が上がらないと肉体年齢が高い(老いている)と判断されます。

しかし、それを改善しようと運動をはじめようとしても、代表的な運動はウォーキングやランニングなど、下半身中心に鍛える運動が主流です。

それらの運動は上半身を鍛えることができず、腕の上がらない原因の上半身の筋肉の衰えに効果はありません。

しかし、水泳は上半身も鍛えることができ、特に平泳ぎは大胸筋や肩回り(三角筋)など上半身のなかでも大きな筋肉を鍛えることができます。

その結果、腕が上がるようになり、肉体年齢が低く(若く)なり、アンチエイジングの効果が期待できます。

また、平泳ぎは下半身中心の泳ぎなので、上半身も鍛えつつ、下半身も鍛えることができ、バランスよく全身を鍛えることができます。

平泳ぎのダイエット効果

平泳ぎはダイエットに効果があると言われています。

なぜなら、水泳はプールに入水しているだけで全身運動になっており、それだけで全身の筋肉に負荷をかけられると言われているからです。

水の密度は空気の密度の約800倍にも相当するため、その圧力が全身にかかるというわけです。

腕立て伏せや腹筋運動など部分的に筋肉に負荷のかかる運動と比べて、全身に負荷をかけられる点においてもダイエットに効果がある理由の一つです。

さらに平泳ぎは下半身を中心に動かす泳ぎ方なので、太りやすいお尻や太ももへ効果的に負荷をかけられます。

平泳ぎは楽に長く泳ぐことができる人も多いので、その分消費カロリーも増え、まさにダイエットに効果のある泳ぎ方といえます。

平泳ぎ太郎

平泳ぎでみんなで瘦せようよ!

平泳ぎの股関節痛の原因と対策

平泳ぎの股関節の原因は筋肉の疲労によるものです。

そのため筋肉の疲労をとってあげることで股関節の痛みは和らぎます。

平泳ぎのキックは膝を外に開くウェッジキックと膝を内側にして蹴るウィップキックとの2つの蹴り方があります。

それぞれ膝を向けた方向の筋肉が疲労しやすい傾向にあります。

疲労が溜まると筋肉が硬くなります。

硬くなった筋肉を、無理に使おうとすることで股関節が痛くなってしまうのです。

そのため、筋肉の疲労をとってあげることが股関節の痛みを和らげるのに効果的です。

筋肉の疲労を取るためにはストレッチをしたり、手でマッサージしたりすることが効果的です。

一番効果的なのはセルフマッサージ用のローラーを使用することです。

このローラーを足の外側もしくは内側に当てて、転がすことで筋肉の疲労を効率的に取ることができます。

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まとめ|平泳ぎでよく使う筋肉7つを鍛えて速くなろう

「平泳ぎでよく使う筋肉7選と速くなるための鍛え方」は以下の7つです。

「平泳ぎで使うその他の筋肉14選」は以下の14個です。

それぞれ鍛えることで、今よりも平泳ぎが速くなります。

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